ドロドロ血液
 
放っておくと動脈硬化に!
食事、運動など生活習慣の見直しを
 ドロドロ血液とは、血液中に脂肪分(コレステロール・中性脂肪)が増えすぎて高脂血症となった状態を指します。
 高脂血症はそれ自体に症状があるわけではありません。しかし放っておくと動脈硬化が進み、やがて心臓病や脳梗塞へと繋がる危険性が非常に高まるのです。血液がドロドロになっていないか、気をつけるようにしましょう。
 下のチェック表で当てはまる項目の多い方は、生活習慣を見直しましょう。
転ばぬ先のセルフチェック
チェック表
●当てはまる項目をチェックしてください。
 1 食事の量が多いと思う
 2 人より早く食べ終わる
 3 朝食は摂らないが夜食は食べる
 4 動物性脂肪(肉類)が大好き
 5 野菜はあまり食べない
 6 外食が多い
 7 大酒家である
 8 あまり運動はしない
 9 歩くのが遅いと思う

チェックが0〜2個  正常な範囲です。
チェックが3〜6個  食生活の見直しを。
チェックが7〜9個  食生活、生活習慣をしっかり改善していきましょう。
【セルフチェックの解説】
<1、2、3>
高脂血症の予防と治療に最も大切なポイントは、エネルギーの取り過ぎに注意することです。暴飲暴食、早食いの習慣は改めて、3食きちんと食べるような、規則正しい食事を心掛けましょう。
<4、5>
 食事の内容も重要です。肉類などに含まれる脂肪には飽和脂肪酸が含まれており、コレステロールを増やす作用があります。
 一方、菜種油やオリーブ油など植物性の油、サンマやイワシなど青魚に含まれる油には不飽和脂肪酸が含まれており、コレステロールを減らすことが知られています。
 野菜や海藻なども食物繊維やビタミン類が多く含まれ、血液サラサラにする効果があります。繊維質を多くとると腸内で脂肪が吸収されにくくなりますし、ビタミン類にはコレステロールが血管内に取り込まれにくくする作用があります。
<6>
 外食はエネルギーの高いメニューが多いので、なるべくあっさりしたものを選びましょう。
<7>
 過度の飲食は体内での中性脂肪の合成を促進させてしまいます。
<8、9>
 運動不足は高脂血症の元です。軽い運動を習慣にすると、血液中の中性脂肪、コレステロールが減少します。
高脂血症の予防と治療について
 高脂血症を予防・治療していくには、第一に食事、第二に運動がポイントとなります。
 コレステロールや中性脂肪を減少させる薬が処方されることもありますが、あくまでも生活習慣の見直しが大前提ですから、補助的な服用であることを頭に入れておきましょう。
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