栄養管理のプロがすすめる
脳を動かす料理献立集

おいしい食卓

 
 今回ご紹介するししゃもは、スーパーなどでも簡単に手に入る手軽な食材ですが、頭から丸ごと食べられるので、カルシウム不足の毎日には嬉しい食材です。少し手を加えて、さらにおいしく頂く工夫をしてみましょう!

 「ししゃもの南蛮漬け」は玉ねぎなどの野菜もたくさん食べられるヘルシーなお料理です。ししゃもは油で揚げず、焼いて南蛮酢に漬け込むだけでもおいしく出来上がります。
 漬け込んだらすぐに召し上がれますが、漬け込んだままラップをしてさらに1日〜2日冷蔵庫で寝かせ、味を馴染ませてから頂くのもおいしいですよ。是非一度お試し下さい。

食欲を刺激し、疲労回復やイライラにもオススメ
 ししゃものビタミンB2と玉ねぎ、ニンニクのビタミンB1で疲労回復、イライラを鎮めてくれます。玉ねぎ、ニンニクはビタミンB1、B2の吸収を助けてくれます。
 ししゃもは丸ごと食べられるので骨粗鬆症には特に効果的です。
 ししゃもの代わりに揚げ豚、鶏唐揚げ、揚げサバを使っても、同様の効果が期待できるおいしい料理に仕上がります。
 酢は調味料としてだけではなく、防腐効果、たんぱく質の凝固促進、褐変防止、アスコルピナーゼ(ビタミンC破壊酵素)の働きの抑制や、小魚の骨をやわらかくする働きがあります。
脳を元気にして、やる気が出る料理
骨粗しょう症にも効果的!

焼きししゃもの南蛮漬け
材料 (4人分)
シシャモ 16尾
玉ねぎ 1/2個
人参 20g
しょうが 1/2片
赤とううがらし 1本
にんにく 2片
大葉 6枚
ごま油 大さじ1
粉末だし 大さじ4
しょうゆ 大さじ1
酢 大さじ4
砂糖・酒 各 大さじ2
 
作り方
玉ねぎは薄切りにし、しょうが、人参、大葉は千切りにし、赤とうがらしは種を取り除いて輪切りにする。
ごま油でにんにく、赤とうがらしを炒め、だしと調味料を加えて煮立て、玉ねぎ、人参、しょうがにかける。
こんがり焼いたシシャモを2の中につけ込み仕上げに千切りにした大葉をのせる。
1人あたり 227Kcal

◎献立・解説/総合南東北病院栄養管理科・老健ゴールドメディア栄養管理料・
総合南東北福祉センター栄養管理課・老健リハビリ南東北川俣栄養管理課
 
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