陽子線市民公開講座in仙台(2008.5.18)
 
がん医療の最前線
 
 南東北がん陽子線治療センターの10月19日オープン(予定)を前に、陽子線治療がもたらす新しいがん医療をより多くの皆さんに知って頂くために「がん陽子線市民公開講座」が全国で開催されています。各地の会場には、陽子線治療に期待を寄せるたくさんの方々がつめかけ、医療関係者、マスコミ各社からも熱い注目が寄せられています。今回はこの「市民公開講座」に参加できない方のために、その講演内容の一部をダイジェストでご紹介いたします。
 
1000人を超える参加希望者があり、陽子線治療への関心の高さが示された仙台会場
(仙台国際センター大ホール開会前)
 
 
がんの早期発見と切らずに治す陽子線治療
自分の体は自分で守るという意識で、今日の講演をお役立て頂きたいと思います。そして、一日でも長く意義ある人生を生きて下さい。   
座長 渡邊 一夫 (わたなべ かずお)先生 Dr.Kazuo Watanabe
(財)脳神経疾患研究所 附属 総合南東北病院 理事長・総長 / (医)将道会 総合南東北病院 理事長
んは日本人の死因第一位です。1年間に約65万人の日本人ががんになり、その半分の方ががんで亡くなられます。毎年発症も増えています。20年後には年間に約180万人の方ががんになると予測されています。私が医者になった頃は、がんは死を意味していました。けれども医療の進歩によって、今では50%の方が助かるようになった、とも言えるんですね。  
 長生きをするとがんになる率が高くなります。二人に一人はがんになり、そのうち二人に一人はがんで死ぬんです。がんに打ち克つためにはどうしたらいいでしょう。早期発見、早期治療です。症状が出てきてからでは遅いことが多いのです。がんは小さいうちは痛くありません。痛くなる前に、見つけて退治することが大切なんです。
ET(ペット)は早期発見のための大きな武器です。体に負担の少ない一回のスクリーニングで全身を見る。見つかった場合、大腸がんなら内視鏡手術があります。胃がんもそうですが、数日の入院で治ってしまうというケースも多いんです。  
 がん治療には放射線も外科も化学療法もあります。免疫細胞療法や温熱療法もある。血管から兵糧攻めする方法もあります。けれどもそれ単独では、なかなか退治しきれない。そういうところにがんの治療の難しさがあるんですね。  
 PETという機械は、全身のがんのうち7割くらいに有効です。転移の有無や、抗がん剤や放射線の効き具合が、だいたい判定できます。補助診断に用います。  
 肺がんの場合をご覧下さい(次項図1)。50年間1日30本の煙草を吸った、71歳の男性の肺です。PETで撮ると、がんが映っているのが分かります。輪切りにしたCTの画像だと白く映っている。がんかどうかはPETとこのCT画像を重ねると、ちょうど同じところに重なって映っているので、ほぼがんだろうということになる。100%というのは、この細胞を採って調べてみないと分からないわけですが。
 
図1:PET,CT,PET-CTによる肺がんの撮影画像
肺がん、stageIA、完全切除、扁平上皮がん
50年間1日30本の煙草を吸った、71歳の男性の
肺の様子
日のテーマですが、陽子線治療というのは、放射線治療の一種です。しかし、これまでのものとはまったく次元が違います。メスで切るような威力がある。今、国内に陽子線のある施設は6ヵ所しかありません。民間では世界でも初めてです。従来の治療では、外科的に切るにしても、放射線にしても、周辺組織に影響を与えざるを得ないのですが、陽子線はピンポイントです。頭の中の数ミリの腫瘍も壊すことができるんです。精度は抜群です。  
 今日は専門の先生に専門の領域を分かりやすくお話し頂きます。自分の体は自分で守るという意識で、今日の講演をお役立て頂きたいと思います。そして、一日でも長く意義ある人生を生きて下さい。
 
 
大腸がんとPET(ペット/陽電子放射断層撮影)
 
吉野 泰啓(よしの やすあき)先生  Dr.Yasuaki Yoshino
医療法人将道会 総合南東北病院(岩沼市) 副院長・外科科長
 
 がんの早期発見のために現在最も有効とされるPET。全身を一回のスクリーニングで画像診断するもので、30分ほどで終了する体に負担の少ない検査です。さらにCTやMRI検査を組み合わせ、現在考え得る最高のがん検診を提供する南東北病院グループのひとつ、岩沼市の総合南東北病院副院長・吉野泰啓先生に、食生活の欧米化に伴って増える大腸がんを通して、がん医療とPET検査の有効性についてお話し頂きました。
 
んの5年生存率についてですが、男性の代表は前立腺がん、5年生存率は100%近いです。膀胱がんもいい。胃がんは要注意です。早期胃がんは手術すると99%治りますので、その数字を含めると、5年生存率が70%です。ただし、進行胃がん、痛くなってからでは5〜6割しか5年生存率がありませんので、要注意です。一番悪いのは膵臓がんです。PET(ペット)で小さいときに見つけて取ってしまえば別なんですが、大体進んで大きくならないと見つからない。女性の場合、婦人科系のがんは比較的予後がいい。手術だけでなくて抗がん剤が効くということもあります。乳がんも意外といい。80%位ある。けれども進行膵臓がんだと危険です。  
 大腸がんにかかる方は、ここ20年の間に増えています。亡くなる方はあまり増えていない。大腸がんは比較的たちのいいがんです。早いうちに治療を受ければ治ります。  
 大腸がんは、一番最初はほとんどが大腸ポリープです。1センチから2センチのものは必ず取ってもらって下さい。大きなポリープの中には、ほとんどがんが入っていますから。  
 治療はごく早期のものは内視鏡手術を行います。この段階で治療するのが理想です。ただ、ある程度育ったものは手術や放射線、抗がん剤治療も行います。検査は便潜血反応や、肛門からバリウムを入れてX線を撮る方法が一般的ですが、できれば内視鏡検査を受けてほしいと思います。バリウム注入を受けて大丈夫だと言われても、8〜9割しか安心できないと思って下さい。  
 手術では洩れずにつなぐことができるかが勝負です。縫合不全は死につながります。小腸と大腸はつながりやすい。大腸と大腸は若干つながりにくい。縫合不全の可能性は1%くらいあります。  
 直腸がんの手術は人工肛門になるかどうかという問題もありますが、治る可能性も高いです。積極的に定期健診を受け、内視鏡検査でポリープのうちにがんの芽を摘んでおくのが理想です。PET検診ですと、大腸ポリープも発見できる可能性もあります。
 
PET検査の有効性について
PET(ペット)とは、ポジトロン・エミッション・トモグラフィーの略称で、陽電子放射断層撮影と訳されます。何のことだか分かりずらいんですが、現在、がんの早期発見に最も有効であると考えられる検査です。  
 がん細胞には3〜8倍、正常な細胞よりもブドウ糖を消費する性能があります。PETはその性質を利用してがんを見つけるんです。FDGという薬剤を注射しますが、ブドウ糖に放射性の分子を付け替えて、がんを光らせて発見しようというものです。お腹を空かしたがん細胞に与えると、これをたくさん食べるんですね。すると薬剤が集り、カメラで撮影すると光って見える。がんが見つかるわけです(図2参照)。ただし、脳はブドウ糖をよく使いますし、薬剤を排出するオシッコが通る膀胱や腎臓も光ってしまいます。PETが苦手とする部位ということで、他の検査方法を組み合わせていきます。   
 
図2:大腸がんのPET-CT画像と大腸の構造
60代男性、PET検診で大腸がんが見つかった一例
S状結腸に3ヵ所、FDG検査薬剤の異常集積が見られる

PET検査はがんの早期発見ばかりではなくて、転移も分かります。がんについての適切な治療法を選択できることになります。外来で再発の発見にも寄与します。早期にがんを治療できるわけです。また、進行の診断にも非常に有効な検査です。  
 がん検診の目的は、未症状のがんを早期に見つけて治療することで、がんの死亡率を下げようとすることです。通常の人間ドックで、考えられる検査を全部受けて、どのくらいがんが見つかるかと言うと、0.1〜0.3%です。1000人に1〜3人です。PETによるがん検診だと、だいたい10倍位の検出率になるんです。  
 転位の有無の判定にも非常に役に立ちます。また、CTとPETを組み合わせると、手術できるかどうかというところまで正しく分かる。  
 これまではリンパ節転位があるかどうか分からないときは、手術でできるだけ広く取って、後から祈るような感じだったんですけれど、そういう不確実な手術はPETで減らせる可能性があるということです。PET、特にPET-CT(図3)は進行度診断、転移、再発診断に大変役立ちます。特に大腸がんについては、100%見つかると言ってもいいと思います。  
 皆さん、医療機関の受診は何かきっかけがないと、なかなか腰が重いようですね。けれども検診で要精査ということになったら、必ず医療機関へ行って下さい。例えばそれから肺がんの治療を受けた場合の3年生存率は50%位あるんですが、さらに進行して血痰や咳という症状が出てから行った場合は、3年生存率が20%です。ですから、症状が出る前に行ってほしいんです。胃も要精査の段階だと88.6%の3年生存率が、症状が出てからだと50%位になります。  
 このように、症状が出る前に検診で見つけることで、生存率が長くなるわけですから、積極的に早期発見を心がけて頂きたいと思います。

図3:PET-CT
  
不破 信和(ふわ のぶかず)先生  Dr.Nobukazu Fuwa
南東北がん陽子線治療センター長/元愛知県がんセンター中央病院副院長・放射線治療部長(兼任)
 
 南東北がん陽子線治療センター長に就任された不破信和先生は、厚生省班研究にも携わるがん治療の専門家。温熱療法で博士号を取得され、抗がん剤、放射線治療を専門に愛知県がんセンターで数々の臨床経験と実績を積み重ねてこられました。がん治療に携わる中で陽子線治療に究極の理想≠見い出されたという経験から、具体的な症例とともに陽子線治療の有効性を解説して頂きました。
 
 んとは何かというと、身内の細胞の反乱です。体の免疫機構をすりぬけて大きくなり、細胞が死ななくなって、周囲の正常部分を破壊したり、転移して宿主を死に至らしめます。原因は遺伝子の傷です。これは遺伝するということではありません。多くは慢性的な炎症が要因となります。肺がんや喉頭がんならタバコです。肝臓がんでしたら、C型肝炎、B型肝炎ウィルス、胃がんならピロリ菌、食道がんならお酒なんです。食道がんの最初のサインはものがしみることです。要注意です。  
 陽子線治療(粒子線治療)は放射線治療のひとつになります。放射線は大きく二つに分けられます。ひとつは光の波で、X線やγ(ガンマ)線です。X線というのは現在の放射線治療の主流の機械ですが、電気的に発生させるγ線と考えて下さい。一方、粒子線は炭素と陽子に分かれるんですが、加速した粒子ががん細胞に直接障害を与えます。  
 通常の放射線治療機器リニアックと呼ばれるものは、電気的に電子を加速させてタングステンに当てて出るX線です。来年、南東北病院に最新機器が導入されます。  
 通常のリニアックの線量分布は図を見て頂くと分かりますが(図4)、放射線を当てると、あるところでピークがあって、その後下がる。通常は1.5センチくらいのところでピークを作り、そこから下がります。従ってがんに対しての放射線量は減ってしまいます。これがリニアックの限界なんです。それに対して、陽子線だとブラックピークと言って、狙ったがんの病巣に充分な線量を当てることができることが大きな違いです。  
 食道がんの放射線治療の場合、一応がんは消えても、約10%の方は副作用で死んでいるんですよ。これは治療直後でなく、数年以内に死亡される。肺や心臓に放射線が当たるからです。呼吸不全や心不全、心筋梗塞、放射線肺炎、突然死。ですからがんは消えるんですが、正常組織が影響を受けてしまい、副作用で死ぬということなんですね。  
 肺がんでも、肺機能の悪い方は手術はできませんから、放射線治療をします。そうすると、一応がんは消えるんですが、放射線による肺炎ができてしまう。そうなりますと、かなり高い確率で亡くなります。あるいは常に酸素ボンベが必要になります。これが現在のリニアックの限界なんです。  
 そこで、なぜ粒子線治療がいいのかということですが、舌がんを例にご説明します。  
 私が愛知県がんセンターで取り組んできた治療法に動注化学放射線療法≠ニいうものがあります。副作用を抑えた高齢者にも可能な舌がん治療です。手術と変わらない効果があります。おそらく私は世界で最も多くの症例をこなしていると思います。小さながんの場合は舌に放射線を出す針を打ち込む方法もあります。これできれいに治るんです。現在9割近く、おそらく100%近く治す自信はあります。どうしてそうなるのかと言うと、がんのところだけに抗がん剤や放射線を集中できるからです。これが究極のがん治療なんですが、肺やほかの臓器にはこの方法は使えません。舌がんだからできるんですね。そこで、こうしたことをほかの臓器にも拡げられるのが陽子線治療の役割なのです。  
 さて、細胞の中の核には遺伝子の本体、DNAがありますね。それは二重螺旋構造を持っています。通常のリニアックは片方の螺旋構造の一部をちょっと切るんです。反対側は残っていますね。そのために細胞はまた生き返るんです。粒子線は粒子で両方いっぺんに切る。だから細胞は生き返る確率が極めて低くなる。  
 陽子線の優れている点をまとめますと、従来の治療との違いとして、放射線の分布が異なり、正常組織への照射を減らすことができる。また、がんをターゲットに充分量の放射線を投与できるため、治療の可能性が高まる。またがん細胞への効果(殺す力)が高い、と言うことができます。  
 ただし問題点として、大型の加速器が必要になるため、高額になります。通常のライナックを導入しようとすると、5億円かかりますが、対して陽子線は80〜90億円です。そのため治療費が300万円と高額になってしまう。導入しているのは国公立の施設だけです。郡山市の南東北だけは一切の税金の投入がない、世界でも唯一の民間の施設です。
 
 
陽子線治療の実際
際の治療は、最初にPETやCTやMRIを撮り、がんの位置を正確に知り、治療計画を立てます。旧来の治療と違って専門の物理士や技師が、医師とともに詳細に検討します。一回一回照合をします。ミリ単位の正確さで技師が確認し、初めてビームを照射するんですが、その際、人は呼吸して動きますから、筑波大学で開発された呼吸同期と呼ばれる方式で、呼気に合わせてビームを照射するように制御します。肺や肝臓、食道のがんに正確に当てる技術です。私たちが導入するのは世界でも最新型のレーザーシステムです。  
 ビームが出るのは2〜3分ですが、こうした機械的な操作に結構時間がかかります。いかに正確に当てるかです。  
 吉野先生の講演でPETのお話がありましたが、実は陽子線治療をして、20分〜30分後に撮影すると、照射された範囲を見ることができます。南東北がん陽子線治療センターでは、理事長に無理なお願いをして、照射室の横に専用のPET-CTを導入しました。おそらくこうした連携は世界で初めてのことだと思います。このために2億円を投じました。  
 これがどんな場面で有効かということですが、例えば篩骨(しこつ)洞、つまり副鼻腔という鼻の奥あたりの悪性腫瘍の場合ですが、手術だと顔が大きく変形するケースがあります。そこで陽子線治療をし、治りました。ビームが目や脳幹にも当たらないように照射します。ところが、治療に従ってがんが消えていくと空気が出てくるんですね。すると、陽子線は空気を素通りしますから、実際は空洞の奥の目や脳幹に当たっていることになります。そこで治療途中の状況を確認しながら、最初の照射計画を見直す必要が出てきます。こういう症例は1週間に1回はPET-CTを撮って、照射の方向を変えれてやればいいんですね。PET-CT導入に反対の意見も多かったのですが、是非、必要な機器と考えています。  
 すべて治ると軽率に言うわけにはいきませんが、切れ味も従来のリニアックとは違う。手術が難しい、できない、あるいは嫌だ、という方に治療の選択肢は増えました。  
 南東北がん陽子線治療センターでは、陽子線治療を軸に、これまでの放射線や抗がん剤治療の研究や臨床の成果も大いに取り入れて、民間初のガンセンターを目指したいと考えています。対象として考えているがんは、悪性脳腫瘍、目の悪性腫瘍、頭頚部がん、肺がん、それから食道がん、肝臓がん、一部のすい臓がん、前立腺がん、膀胱がん、直腸がんの再発例、小児がんなどがあります。ですから、かなり幅広い症例が対象になります。転移の場合も、ここだけはどうしても命取りになる、という場合は陽子線を使います。  
 手術をするのがかなり難しい進行肺がんや食道がん、肝臓がんの方にもこういう治療をして、何とか生存率を高めていきたいと考えています。
 
 
質疑応答から
 質疑応答では、大腸がんや肺がん、乳がんやリンパ節転位など、ご自身の症例についてもたくさんの質問が出され、講師の先生方からは、それぞれに適切なアドバイスを頂きました。ここではお問い合わせの多い陽子線治療に関して、実際の治療受付や予約状況、料金等についてのお話の一部をご紹介させて頂きます。  
 なお、本紙『Southern Cross』では今後、実際の症例と陽子線治療の適用例などについてもレポートしていく予定です。
 
 陽子線治療の申し込みについてですが、前立腺がんは、すでに泌尿器の先生が予約を取り始めています。前立腺はホルモン治療で治療時期を延ばせる人は予約できるんです。そういう人は現在30人位おられます。  
 南東北がん陽子線治療センターにはビームを照射する部屋が三つあるんですが、今年の10月にガントリーの部屋で治療が始まります。来年の1月から順次二室、三室と拡大する予定です。  
 陽子線治療のいろいろな情報や、ほかのがんについてのお申し込みも、
ホームページ(http://www.minamitohoku.or.jp)などで順次ご案内していくことになります。  
 治療費は自己負担になります。国内の国公立の施設は、大体300万円です。ちなみにアメリカでは1000万円します。施設を運営・維持するのに必要な経費が1年間で約10億円かかります。年間350人で単純計算すると10億円ですよね。ですから、年間400人位が受け入れ患者さんの目安になります。実際に400人を超えて治療している施設は放医研(千葉)と兵庫県立粒子線医療センターしかありません。国立がんセンター東病院や県立静岡がんセンターは約200人です。ですから、病院経営としても採算的にはかなり厳しい治療になります。  
 料金は1回の照射ではなくて、一連の陽子線治療全体です。  
 料金が高いか安いかというのは難しいところがありますが、抗がん剤治療を受けても、多い場合は600万円位かかってしまうという現実もあるのです。  
 民間のがん保険がありますが、オプションとして先進医療対応のものに入りますと、おそらく治療費の全額が出ます。防衛策としてぜひご検討ください。  
 保険収載につきましては、すべてのがんというのは無理でも、例えば肺の機能が悪くて手術ができない、陽子線しか治療方法の選択肢がない、というような方については、厚労省に働きかけをしていければ、とも思っています。もちろん、皆さんや患者団体の方、マスコミの力も借りながら、ということになると思います。
(回答/不破 信和 先生)
  
 
がんになると、以前は99%の方が 亡くなられていました。
ようやくそれが半分になってきた。
けれども、やはり日本人の死因第一位です。
私たちは研究もするけれども、 やはり臨床です。 がんは早期発見と早期治療が一番ですが、 陽子線という新しい治療法を通して がん撲滅に少しでも私たちの力を 役立てることができれば、と考えています。

座長/渡邉 一夫 先生
 


入場は無料です!ただし、事前のご予約をお願い致します。
〔陽子線市民公開講座開催日程〕
第11回 8月17日(日) 午後1時から
会場:コラッセふくしま多目的ホール
(福島県福島市)
お問い合わせ・参加のお申し込みは
〒963-8790   日本郵便郡山支店 私書箱5号 
FAX 024-934-3165  陽子線市民公開講座 事務局
※ホームページからもお申し込み頂けます。 http://www.minamitohoku.or.jp
 
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