infomation
 
市民のためのがん治療の会
 
 
平成20年9月1日現在
■設立  平成16年1月24日
■会員数  約1,000名
■セカンド・オピニオン情報提供  1,100件
■HPアクセス数  97,600件(since 2004)
■活 動
  1. 放射線治療医によるセカンドオピニオン斡旋
2. 放射線治療を中心とするがん治療に関する講演会等の普及啓発活動
3. 実態を踏まえ、医療環境整備等についての具体的な政策提言
4. その他ニュースレターの発行、出版等
■事務局
 〒186-0003 国立市富士見台1-28-1-33-303
 FAX : 042-572-2564
 URL : http://www.com-info.org/
 E-mail : com@luck.ocn.ne.jp
 

同会への入会希望者は入会申込書と年会費2,000円、セカンドオピニオンを受けるにはセカンドオピニオン申込書と初回手数料2,000円(2回目以降は1,000円)が必要。  
各申込書は、ホームページかファックス、または電子メールで同会に請求する。

 
[参考図書のご案内]
がんは放射線でここまで治る (第1集)

●編著者  市民のためのがん治療の会
●監修 西尾正道
●定価1,000円(税込)
●四六判 本文 293頁
●一般書店では販売しておりません。ご注文はホームページの注文フォームかファックスにて。(送料は別途かかります)
 

 本文記事でもご紹介した9月14日の「市民のためのがん治療の会主催講演会」は、南東北がん陽子線治療センターの10月開設を記念して、総合南東北病院北棟1FのNABEホールで開かれました。

 講演では、南東北病院グループ理事長・渡邉一夫先生と、南東北がん陽子線治療センター長・不破信和先生が、陽子線治療の原理と陽子線によるがん治療の有効性について解説し、次にご自身やご家族による陽子線治療の体験談が紹介されたほか、北海道がんセンター院長・西尾正道先生によって、放射線治療が日本では世界に比べて充分に普及していない現状などが指摘されました。  

 また、「ストロンチウム89」という多発性骨転移に苦しむがん患者のための疼痛緩和のための薬剤(放射線治療の一種。静脈注射による内部放射線治療を行う。1回の注射で全身の骨転移部位を照射できる)に関して
 
(1) この治療が医療機関の負担とならないよう、放射線安全管理料など診療報酬上の加算を行うこと。
(2) 本剤が入院患者にも投与できるように、診断群分類点数表の対象としないこと。
(3) 全国のがん拠点病院でストロンチウム-89(Sr-89)による内部放射線治療が受けられるようにすること。
を求める署名への呼びかけも行なわれました。

 講演会の前後には、「市民のためのがん治療の会」代表・會田昭一郎氏と、同会の友好団体でもある「がんを考える『ひいらぎの会』」の小形武代表世話人から、がん患者会として望むがん治療のあり方などが語られ、患者団体の存在意義と役割の大きさを感じさせるものでした。  

 講演会の後の懇親会では、各先生方とも気軽に言葉を交わすことができ、とても打ち解けた交流のひとときを持つことができました。
 
 
講演会終了後の懇親会にて
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