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南東北がん陽子線治療センター
『開設セレモニー&式典』が盛大に開催されました。

 
 
 
がん治療の未来がここから始まります。
 南東北病院グループが建設を進めてきた「南東北がん陽子線治療センター」の開設セレモニーが10月19日(日)、盛大に開催されました。  

 セレモニーは、神事に引き続いて渡邉一夫理事長、不破信和センター長、米国デューク大学の福島孝徳脳神経外科教授らがテープカットを行い、センター内覧会が持たれました。続いて隣接する総合南東北病院北棟NABEホールでは、渡邉一夫理事長、兵庫県立粒子線医療センターの菱川良夫院長、不破信和センター長によって、がん治療にもたらす陽子線治療の意義などについて解説が行われ、合わせて新病棟が開設された南東北福島病院についての概要が浅利潤執行本部長から説明されました。  

 開設記念式典は引き続き郡山市内のホテルに会場を移して盛大に行われ、渡邉一夫理事長からは「陽子線治療の真価を発揮し、福島医大とも一緒になって研究と臨床に努め、世界に最高のがん医療を発信していきたい」と抱負が語られ、続いて不破信和センター長が挨拶、渡部恒三衆議院議員、竹之下誠一福島医大付属病院長、阿部賢輔東邦銀行常務、森田皓三愛知県がんセンター名誉病院長が祝辞を述べました。また、福島孝徳先生がジャズドラム演奏を披露し、増子輝彦参議院議員の音頭で乾杯、両施設の開設を祝いました。
 
「神の手」と讃えられる福島孝徳デューク大学教授は旧友たちとジャズ演奏を披露。プロ並みの演奏に驚かされました。

 陽子線治療は最新のがん治療として注目されていますが、建設に巨額の資金が必要とされるため、まだまだ普及していない現状があります。それだけに、国内の民間病院初の施設としてオープンした南東北がん陽子線治療センターへの関心は高く、陽子線を軸としたがん治療法の確立とともに、陽子線治療普及への貢献が期待されています。  

 先行する治療施設である兵庫県立粒子線医療センターとは、これまでの臨床の成果を踏まえて連携を強め、仮に装置にトラブルがあれば代わって患者さんを受け入れ、治療に影響が出ないような体制が築かれています。こうした点からも、陽子線治療の費用はほぼ同額に設定されることになりました。
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