ブロッコリーを使ったピクルスづくりに挑戦!

野菜を楽しむひと工夫
 今回は緑黄色野菜の代表、ブロッコリーを取り上げてみました。軽く茹でてサラダにしても美味しく頂けますが、今回は爽やかピクルスに挑戦です!
 定番のキュウリや色鮮やかなパプリカも加え、手早く本格的な味を目指しましょう。
 ピクルスは西洋の伝統的なつけ物。発酵させてつくるものもありますが、今回は簡単なつけ汁(ピクルス液)につけ込みました。つけ込む野菜やピクルス液の味つけはお好み次第でいろいろと工夫し、オリジナルの味を探してみて下さい。野菜や酸味が苦手な方にも、きっとお気に入りの味がみつかるはずです。
ブロッコリーの栄養成分
ブロッコリーはビタミン類・ミネラル類をバランスよく含んだ人気の緑黄色野菜です。
ビタミンC・カロテン・食物繊維・ビタミンEなどを豊富に含んでいます。

ビタミンC

ウイルスに対する抵抗力を強め、体の細胞を結びつける働きをするコラーゲンの合成を活発にするので、肌を美しく保ちます。

カロテン

体内でビタミンAにかわり、粘膜を保護する働きがあります。

食物繊維

コレステロールの吸収を阻害し、動脈硬化予防・便秘予防に有効です。

ビタミンE

ビタミンCとともに皮膚に張りをもたせ、みずみずしい肌をつくります。
ブロッコリーはその他にもインスリンの効果を高めるクロム・胃潰瘍を予防するビタミンUと様々な栄養素を含んでいます。
調理のポイント
 ブロッコリーの旬は冬から春先にかけてです。中央がこんもりとしていて、蕾が小さく縮まっているものが良質です。緑が濃い物はやわらかくて甘味もあります。花咲く前の物を選びましょう。また、茎の部分に栄養素が集まっているので、できるだけ捨てずに利用しましょう。
 茹でて調理する場合はビタミンCの損失を少なくするために短時間で。さらにビタミンCを活かすため、たんぱく質、ビタミンE、カルシウムを多く含む食品と一緒に食べると良いでしょう。ストレスへの抵抗力をつけ、張りのある肌をつくります。

材料(4~5人前)

ブロッコリー カリフラワー セロリ きゅうり パプリカ(赤・黄)
1房 1房 1本 1本 各1/2個
酢(またはワインビネガー) 砂糖 赤唐辛子 にんにく ローリエ
120cc 100cc 大さじ3 小さじ1/2 1本 1かけ 1枚

作り方

  1. ブロッコリーとカリフラワーは小房に切り分け、熱湯で固めに茹でる。セロリは筋をとり、5~6センチの長さにして縦に3~4等分に切り、固めに茹でる。きゅうりは長さ4~5センチに切り縦に4等分、塩を振って5分ほどおき、水気をとる。パプリカは縦に幅2センチくらいに切り、さらに斜めに切り半分に。にんにくは薄くスライスし、赤唐辛子は小口切りにして種をとる。
  2. つけ汁の材料を合わせてほうろう鍋(酢を使うので鍋の材質に注意)に入れて沸騰したら中火にし、10分ほど煮詰めてから冷ましておく。
  3. 密閉容器に、ピクルスの材料とつけ汁を加える。十分冷めたところでふたをし、冷蔵庫で冷やして保管する。
  4. つけ込んでから半日ほどでも食べられますが、1~2日つけ込むと、味が馴染んで美味しさが増します。

栄養成分と調理のポイントは総合南東北病院栄養管理科「健康ひとくちメモ」を参考にしています。栄養管理科のホームページは総合南東北病院トップページ右下「栄養管理科」をクリックしてください。