秋鮭ときのこの炊き込みご飯 (秋鮭を使った創作料理)

ふるさとの旬を味わう

1人当たり 430kcal 塩分2.4g

 季節感たっぷり/ふるさとの鮭を味わう
   川で生まれ、海で成長し、産卵のために沿岸や河川などに戻ってきたものを「秋鮭」といいます。
 鮭は、良質のたんぱく質や脂質、ビタミン、ミネラルが豊富です。
 鮭は実は白身の魚です。鮭の身に含まれアスタキサンチンという成分が赤い色の正体。アスタキサンチンには抗酸化作用があり免疫強化などの効果が期待できるといわれています。
 秋鮭ときのこ、旬の食材をおいしく一度に味わえる炊き込みご飯です。食べすぎには注意してくださいね。
  「はらこめし」豆知識
 本紙一面でもご紹介しましたが、岩沼市周辺の亘理町をはじめ、阿武隈川河口地域では鮭をおいしくいただく伝統の郷土料理「はらこめし」が知られています。
 「はらこめし」は新鮮な体長1m近い鮭をさばいて料理する地元の漁師料理で、祝いの膳として食されてきました。伊達政宗が阿武隈川修復事業の際に食べたという伝承のある古い料理ですが、東北新幹線開業時に仙台駅の駅弁として発売されたこともあって、全国で有名になりました。
 伝統的な作り方は、鮭の切り身を醤油、砂糖、酒などで煮込み、最後に腹子(いくら)を鍋の中に泳がせ、炊き立てのご飯に汁ごと混ぜ合わせて作ります。最後に少し味付けしたいくらや煮込んだ鮭の切り身を飾るのはお好みで。
 亘理町のホームページには、炊きたてのご飯に鮭の身や腹子を出し汁と一緒に混ぜ合わせる伝統のレシピが紹介されています。

材料(2人分)

秋鮭 きのこ だし 牛乳 にんにく(つぶす) バター
1カップ 2切れ お好みで100g程度 150ml 150ml 1片 5g
(A)酒:少々/しょうゆ:少々
(B)酒・しょうゆ:各大さじ1/2/塩:小さじ1/4

作り方

  1. 米は洗い、水気を切っておく。
  2. 鮭は骨を除き、一口大に切って(A)をからめる。きのこはほぐしておく。
  3. 炊飯器に米、だし、牛乳、(B)、バター、にんにくと2をいれて炊く。
    (足りない分はだし汁を足し、1カップの水量に合わせる。)

 

◎料理レシピほか 医療法人 将道会 総合南東北病院 栄養管理課
http://www.minamitohoku.jp/kouhou/kouhou.html