フクシマを救おう!(オフィシャルサイト)はこちらから

http://save-the-fukushima.org/

≪web署名はこちら≫

https://pro.form-mailer.jp/fms/b77267bb21481

 

「放射能の危機を考える会」から内閣総理大臣への提言

放射能被害に対するセーフティネットの整備

除染を徹底して行い、みんなが安全に暮らすことができる環境を早急に実現するとともに、現在福島県に住んでいる高校生以下の医療費を無償とし、子供たちの健康の確保を図る。
 
また、健康被害の早期発見のための調査を進めるとともに、放射線医療の確立を図るほか、被害が生じた場合は医療費をすべて無償とすることを決定し、県民の不安を取り除くこと。
 
放射線の平和的利用による最先端がん医療の推進
被ばくの影響でもっとも心配されるがんを完全に治療するため、放射線を平和的に利用した国際的にも最先端の医療を実現し、福島県民の安心を取り戻すとともに、生まれ変わった新しい「Fukushima」を世界にアピールできるようにすること。
 
福島県の法人税、所得税、消費税等の相当期間の無税化
人や企業の流出が続き、福島県がゴーストタウン化しないよう、福島県を無税特区とし、県内企業の存続はもとより、国内外の企業の進出を促進して、福島県の活力を復活、向上させるようにすること。
 

 

FUKUSHIMA アクション 放射能の危機を考える会―8・21街頭署名・大集会レポート

郡山駅西口広場/8月21日(月)午後1時から3時集会では、提言への賛同を呼びかける街頭署名活動のほか、 3団体によるヨサコイ演舞が披露されました。

 

 

 

 

 

日本大震災と巨大津波、そして原発事故とその後の放射能汚染が福島県にもたらした影響ははかりしれません。
 
風評という言葉だけでは表せない大きなダメージに対して、私たちはどう立ち向かえばよいのでしょうか。
 
私たちの前にあるのは、今後数十年にわたって放射能のある環境で生きていかなければならないという現実です。
 
フクシマに暮らす者にとって、一番の不安は健康への影響にほかなりません。子供たちの体は大丈夫なのか、と。
8月21日に行われた郡山駅西口広場での集会挨拶に立った滝田三良会長は訴えます。
 
「汚染された地域の一日も早い除染は当然です。それだけでなく、これから定期的に幼児児童生徒、高校生以下の健康診断を毎年行って、これまでの我々がこうむった放射能の被害を少しでも元に戻すこと。そのために、医療費を無料化する。私たちはそういう運動をしたいと思います」
   
福島に住む多くの子供たちのためにも、あるいは一時的に避難した家族が安心して福島へ戻るためにも、医療分野でのセイフティ・ネットの整備は急務です。
特にがんは放射能の影響として第一に懸念されます。十分な検査体制とともに、もしもがんの兆しがあれば、それを早期に見つけ、根治するがん医療体制が準備されていなければなりません。代表世話人を務める渡邉一夫理事長のお話しからは、公的機関としてのがんセンターさえ持たない福島県で、がん医療を担う責任の重さを痛感させられました。
 
福島県を、手術でも、抗がん剤でも、放射線治療でも治らない、そういう患者さんも救えるがん医療の世界的な先進地域にすることは、フクシマの再生を考える上でも重要な意味を持ちます。
「ガンはフクシマへ行けば治る」。それが世界の常識となれば、フクシマは希望の代名詞に変わるかもしれません。最新の科学技術を結集した医療は人間を救うだけではなく、地域を救い、フクシマを救う可能性も秘めているのです。

 

発事故によって、フクシマは危険な場所という負のイメージを負わされました。放射能の危機は直接的な被害だけでなく、安全性が確認されていても、フクシマというだけで農作物や製品の購買、消費にも深刻な影響を与えているのです。その要因として安全情報に対する信頼が失われていることは無視できません。内部被ばくを避けるための食の経路管理が必要なことは言うまでもありませんが、政府が発信する情報への不信や混乱が、現在の放射能の危機を招いているという側面もあり、徹底した検査と情報の開示、除染への取り組みが求められるのです。
郡山市商工会議所の丹治会頭は経済界の立場からこうした放射能の危機によって地元経済が凋落しかねない状況を訴えました。国を挙げた強力な後押しがなければ、フクシマの空洞化は避けられないのです。多くの被災地の状況がそうであるように、雇用へのダメージも深刻なのです。
 
工学の専門家、小野沢日大理事、尾股教授も含めて、政治や立場を越えた問題意識が今回の提言行動に結実しました。  フクシマは世界に繋がっています。そして未来へと。私たちの行動がフクシマの今後を左右するのです。「考える会」提言への賛同のご署名をお願い致します。