健康情報 こんにちわ

 

食事介助のポイント

食事は食べることはもちろん大切ですが、見て楽しむことも重要です。できる限リイスに座り食卓に出されたお膳を見て、まず楽しみたいものです。テーブルが高くなりすぎないよう調節し、おいしく、楽しく食べられるように工夫してみましょう。

食事を摂る理想的な姿勢は?

高齢者の場合、ベッド上や車イスのまま食事をしなければならないことがあるかもしれませんが、食事は食卓についてイスに座って食べるのが、最も安全でおいしく食べられます。
しっかりと安定した姿勢をとることができれば、誤囁の心配もなくなります。ちょうどいい高さのテーブルにつき、背もたれのついたイスに座り、やや前かがみの姿勢が理想です。このとき、かかとまで足裏全体が床に着くような高さのイスにします。
片麻痺などの場合は肘掛のあるイスや車イスの使用で解決できるでしょう。

まっすぐに起きていられない場合

前述のように片麻痺があったり体力の問題でしっかり起きていられなければ、車椅子のままテーブルに着いたりギャッジベッドで食べることが多くなります。ただこの姿勢は楽に見えても食事には向かない姿勢です。視線は上向きになりメニューが見えにくく、汁物をこぼしたり、勝手に食べ物がのどに流れ込むため、むせたり誤囁の原因になったりします。
どんな状態であっても、足裏がかかとまでしっかりつくこと、やや前かがみになり、自分でしっかり飲み込めるような姿勢がベストです。




-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2013年8月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載