足腰が弱くなった高齢者にとって車イスは移動のための大切な手段です。不自由さの度合いによって周囲の人が求められる介助の内容も違ってきます。その乗リ降りがスムーズにできるよう、必要に応じて介助しましょう。

乗り降りの方法と介助１

　ベッドから車イスへの移動（その逆も）がスムーズにできれば、高齢者の日常生活における自立度もかなりアップします。
介護する側は、まず、本人に身体を移動させることを伝えます。マヒがあれば左右どちらか、しっかり立ったか、あるいは腰掛けたかを本人に確認することが必要です。

乗り降りの方法と介助２

①介護者は向かい合って立ち、可能なら本人の一方の手を介護者の肩に回し、あごを介護者の反対側の肩に置きます。
　②本人の両ひざを自分のひざではさみながら、おしりを支えて立たせ、向きを変えて車イス、またはベッドに座らせます。

－すぐに役立つ暮らしの健康情報－こんにちわ 2013年11月号：メディカル・ライフ教育出版　より転載