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これも花粉症!?口腔アレルギー

花粉症の症状といえば、くしやみ・鼻水や目のかゆみが代表的ですが、近年、果物や野菜、ナッツ類を食べたときに口の周りや口のなかにアレルギー症状がでるケースも、まれにみられるようになりました。

口腔アレルギーと食物の関係

 口腔アレルギーは、特定の野菜や果物を食べたときに、唇や、のど、舌に腫れやかゆみといったアレルギー症状がでる病気です。このとき人によっては、アナフィラキシーショック(※)という、とても重い症状がでる場合もあります。
 口腔アレルギーと花粉症が関連づけられるようになったのは、口腔アレルギーの原因となる食物に含まれるたんばく質と、花粉症を引き起こすたんばく質に共通の構造がみられたためです。実際に、口腔アレルギーを発症する患者には、花粉症の方が多く存在します。

口腔アレルギー対策

 口腔アレルギーに対しては、アレルゲンとなる食物の摂取を控えることが対策の第一歩となります。注意したい食物は、バラ科の植物(リンゴ・桃・梨・サクランボ)やウリ科の植物(キュウリ・ズッキーニ・メロン・スイカ)、その他にも、トマトやバナナ、キウイ。
 花粉症を発症している方は、ご自分がどの草木の花粉でアレルギー反応を起こすか把握されていますか?
 花粉症の原因となる草木の種類と口腔アレルギーの原因となる食物の間にはある程度の相関関係があるため、食材を選ぶときの参考にしてください。

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2014年04月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載