健康情報 こんにちわ

 

地域包括支援センターを活用しよう

高齢者の介護をしていると、「こんなときはどうしたらいいの?」という疑問に、必ずといっていいほどぶつかります。介護の援助を受けている人のなかにもいるでしょう。そんなとき、相談に乗ってくれるのが「地域包括支援センター」です。地域包括支援センターの需要は、今後、ますます高まっていくでしょう。

地域包括支援センターの仕事

「地域包括支援センター」はそれぞれの自治体にあって、高齢者のさまざまな相談や介護予防のケアマネジメントを行ないます。また、介護予防ケアマネジメントを専門に行う介護支援専門員(ケアマネジャー)もいます。地域包括支援センターのおもな仕事は1.介護予防のための指導とアドバイス、2.高齢者の権利擁護、3.ケアマネジャーへの指導とアドバイス、4.要支援認定の高齢者のケアプラン作成などです。
 要するに、高齢者と高齢者を抱える家族が安心して介護生活を送るために、どんなことでも相談を受け付けてくれるのが地域包括支援センターというわけです。


具体的な利用の仕方と相談は?

 「最近、親の様子がおかしい……だいぶ高齢になったし……」
 そんな不安を感じたら、真っ先に地域包括支援センターに相談しましょう。ここでは高齢者が可能な限り住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、本人や家族の相談に乗ってくれます。
 このセンターは介護保険法により、全国の市区町村に最低でも一つは設置されており、ここでの相談や支援は当然、すべて無料で受けることができます。
 さらに相談の内容に合わせて、必要なサービスへつないでくれたり紹介してくれます。高齢者介護に関することで困ったら、まずは市区町村の福祉担当窓口に問い合わせしてみましょう。

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2015年03月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載