健康情報 こんにちわ

 

介護施設サービスについて①

前号では、「介護施設サービス」の通所サービスについて紹介しました。今月は施設に入所する場合について考えてみましょう。
介護保険が適用される施設には、「介護老人福祉施設」「介護老人保健施設」「介護療養型医療施設」があります。

「介護保険3施設」とは?

  在宅での介護が困難になった場合に、ぜひ利用したいのが「介護施設サービス」ですが、具体的には上で紹介した「介護保険
3施設」があります。それぞれの施設に問い合わせて利用しましょう。

・「介護老人福祉施設」……日常生活の介護や機能訓練、レクリエーションなどが行なわれ、費用は比較的安価です。
・「介護老人保健施設」……病状が慢性期の高齢者にリハビリを中心に、看護・介護や限定的な医療を行ないます。希望す
  る施設に直接申し込むと、入所可能かどうかが判定されます。
・「介護療養型医療施設」・…‥急性期の治療は終わっていて症状に安定がみられますが、食事や日常生活に困難があり、長
  期に渡る医療的な介護を必要とする方が利用します。

施設の自己負担額について

こうした介護施設に入所する場合、介護保険が適用されるのは、施設での介護サービスの利用料だけです(自己負担は1割)。
したがって、ホテルコストと呼ばれる、居住費(家賃・光熱費など)と食費、さらに日常生活費などは、別途、自己負担することになります。ただし、居住費と食費は負担限度額(自己負担額の上限)が決められています。
  後期高齢者は、2005年から2030年にかけて1,100万人から2,200万人に倍増するといわれます。

そうした社会を迎えるにあたり、親や家族の介護のこと、自分自身の老後のことを、いよいよ真剣に考えなくてはならない時代になりつつあるのが現実です。

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2015年07月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載