健康情報 こんにちわ

 

遅延型食物アレルギー

 食物アレルギーはあまり気にしてない、という方もいらっしゃるでしょう。そうした方にも、ぜひ知っておいていただきたいのが、「遅延型食物アレルギー」です。
  遅延型食物アレルギーは、アレルギーの原因となる食物を食べてから数時間後に症状が表れるタイプの食物アレルギーで、毎日、同じ物を食べ続けることで腸に抗体ができ、これによってアレルギーを発症します。
  遅延型食物アレルギーは、とくに健康やダイエットのために特定の食品を摂りつづける女性の方に多くみられます。
  「なんとなく疲れやすい」「体調が悪い」「便秘や肌荒れが続いてる」といった自覚症状がある方は、毎日、長期間に渡って同じ食品を食べ続けていないか思い返してみてください。
  体調に不安を覚えながらも、特定の食品を食べつづける方や極度の偏食に陥ってる方は、一度、その食品を摂らないように試してみてください。これによって体調が改善するようであれば、知らず知らずのうちに、遅延型食物アレルギーを起こしている可能性があります。
  遅延型食物アレルギーを回避するには、バランスのよい食事を心がけ、同じ食品を週に4日以上は食べないようにしましょう。なお、遅延型食物アレルギーは、アレルゲンとなった食品を半年間ほど食べなければ腸の状態が正常化し、アレルギーから回復するとされています。

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2015年08月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載