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お正月特集  七 草 粥

芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ)、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)。これらは春の七草と呼ばれ、無病息災を願って1月
7日の朝に「七草粥」にして食べる風習があります。七草粥には、年末年始で疲れた胃腸の調子を整える、素晴らしい力があることが知られています。

胃腸の調子を整える七草粥の効能

 健康によい春の七草。それぞれの効能を見てみましょう。

 


☆せり/香りのよい野菜。この香りが食欲増進に。
☆なずな/田畑や道端に生えているペんペん草。利尿作用がある。
☆ごぎょう/解熱効果がある。七草粥以外では、干したものをお茶にして飲む。
☆はこべら/腹痛の薬として利用されていた野草。
☆ほとけのざ/胃を健康にする働きがある。
☆すずな/現在の「蕪(かぶ)」。ビタミンCが豊富。胃に優しい野菜。
☆すずしろ/現在の「大根」。胃腸の働きを助けてくれる。

 

 春の七草は、七草粥の他にもさまざまな調理法で食べることができます。しかし残念なことに蕪と大根以外は、ほとんど日常的には口にすることがなくなってしまいました。


馴染みのある食材で七草粥を

  七草粥は味が苦手という方もいらっしゃるようです。そうした方には、他の野菜を利用した七草粥がおすすめです。
  例えば、ほうれん草や小松菜、春菊、水菜、三つ葉、紫蘇、人参といった普段の食卓で馴染みの深い食材を利用してみてください。七草粥が苦手な方も、抵抗なく健康によいお粥を楽しむことができるでしょう。

 

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2016年1月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載