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骨折を防ぐために 簡単にできる体操

「骨折予防に運動しましょう、とよく言いますが、なんで運動することが骨折予防になるの?」と疑問に思われる人が多いようです。骨の主な成分はカルシウムですが、運動をすることで骨をつくる細胞が活性化、骨に沈着しやすくなるからです。そこで、ストレッチなど、手軽にできる体操を紹介しましょう。

骨粗しょう症の人が増えている

 

 骨の強さ(骨強度)は、骨の量(骨量、骨密度)と骨の質(骨質)で決まります。骨粗しょう症とは、骨の量が減ったり質が悪くなったりして骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。

 現代人は、偏食による栄養の偏りや運動不足、夜型に移行しつつある生活の変化などもあって、骨粗しょう症の人が増えています。
  運動不足で骨折しやすくなることは先述のとおりですが、ふだん、習慣として運動している人は、骨に適度な負荷(圧力)をかけることになります。そのため骨をつくる細胞が活性化してカルシウムが骨に沈着しやすくなるため、強い丈夫な骨になります。さらに筋力やバランス力も鍛えられるため、転倒や骨折を防ぐことになります。
 高齢になるほど、骨粗しょう症でいちばんこわいのは、転倒による骨折です。特に身体機能が低下している高齢者の場合、外出する際は安全性を重視した服装・履き物を心がけましょう。

骨折を防ぐために簡単にできる体操

 

 

 

 

 

 

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2017年4月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載