広報誌 南東北

 

ホワイトニング

 ホワイトニングとは、美容上の美白の意味で使われるのが多かったが、最近は歯を白くする意味で用いられるようになりました。歯のホワイトニングは1989年に米国で実用化された技術。歯の表面に過酸化水素または過酸化尿素を含んだジェルを塗り、光を照射することで色素を分解して無色化、この作用で歯の色調や明度が全体的に上がり、歯が白く輝くようにみえるわけです。色素を抜くことからブリーチングとも呼ばれましたが、薬品で髪の毛や衣類の脱色・漂白を連想させるため現在は米国でもホワイトニングが好まれているようです。この技術により歯を削りセラミックを被せて白くするしかなかったのが自分の歯を残し白くできるようになりました。
 歯科医院で2時間足らずで処置できるオフィスホワイトニングと自宅でマウストレーにジェルを入れ2~4週間、時間をかけて白くするホームホワイトニングがあります。費用は5万円前後ですが、当南東北医療クリニック歯科では4万2千円でできます。
 効果はかなり個人差があり、元々歯の色が濃い人や子供の時飲んだかぜ薬が原因で歯の色が濃くなった人などは効果が低いといわれます。また1度ホワイトニングすれば永久的に白いままではありません。着色性食品を好む人は治療後の再着色が早く起こります。定期的に手入れしておかないと半年ぐらいから徐々に歯の再着色が起こり、約2年で元の歯の色に近くなってしまいます。定期的な歯のチェックとメンテナンスが必要。歯科医への相談をお勧めします。

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