広報誌 南東北

 

イチゴ

美肌つくる赤い果実 風邪の予防や貧血の改善に効め

イチゴイチゴの代表的な栄養素であるビタミンCは、イチゴ100g中62㎎とレモンを上回る量が含まれており(レモン果汁100g中50㎎)、ビタミンCの含有量の多さは果実の中でトップレベルです。
 ビタミンCの肌・皮膚を若々しく保つ美肌効果はよく知られています。ビタミンCはコラーゲンの生成を促し、しわを予防する作用やメラニンの生成を抑えシミを予防する働きがあるので、肌の悩みを抱えている人にオススメの栄養素です。他にも、ウィルスや細菌に対する抵抗力をつけ風邪の予防、鉄の吸収をしやすくしてくれる栄養素、近年ではがんを予防する栄養素として注目されています。
 疲れやストレスを感じている人、運動量の多い人、タバコを吸う人は特にビタミンCを消耗しやすいため、積極的に摂りたい栄養素です。
 また、イチゴには下痢や便秘を防ぐなどの整腸作用を持つ水溶性の食物繊維ペクチン、体内に蓄積されたナトリウムの排泄を促し高血圧を予防するカリウム、虫歯予防効果があるキシリトール、ミネラルなどをバランスよく含んでいます。
 生のまま食べるのはもちろん、フルーツサラダ・ケーキの材料やジャム・ジュースなどに加工して旬のイチゴのきれいな赤い色を楽しみながら、上手にビタミンCを補給してみましょう!

(参考:J―Medical 栄養管理科 水野理沙)

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