広報誌 南東北

 

基礎代謝を知る

筋力鍛えて太りにくい体質へ 背筋伸ばすだけで背筋強化

 年末年始に食べ過ぎて太っちゃった。今年こそダイエット―。でも続かないのがこの5文字。なかなか痩せることができません。ダイエットの方法にも運動、食事・食材、短期間、エクササイズなど選んでいくと200種類以上あるといわれます。効果的なダイエットのためにはまず体質・基礎代謝を知ることです。
 基礎代謝は呼吸や体温調整など人が生きていくために使われるエネルギーで眠っている間も消費されます。最も消費エネルギーが多いのが筋肉で全エネルギーの70%を占めます。理想的な基礎代謝が行われている体質の人は無理の少ないダイエットに取り組むことができます。
 基礎代謝は男性16歳、女性14歳ごろをピークに年齢とともに低下します。筋肉の働きと密接な関係があり、筋肉の衰えが基礎代謝の低下につながります。中年太りと呼ばれる肥満の原因の1つはこれです。筋肉を鍛えて筋肉量を増やせば基礎代謝量が増え、太りにくく痩せやすい体になります。逆に筋肉が減り脂肪が多いと基礎代謝量が少ないので痩せにくい体になります。
 基礎代謝を上げるには朝温かい湯やホットココア・緑茶、昼間コーヒーやウーロン茶、食事は豆腐・納豆など高タンパクを取り入れた料理にするといいなどといわれます。
 ストレッチや息がはずむ程度の軽い運動を続けるのも効果的。毎日のちょっとした工夫が好結果を生むようです。
 その中で最も簡単にできる1つが「背筋を伸ばす」です。筋肉には赤筋と白筋の2種類ありますが、基礎代謝を行うときに主に働くのが赤筋です。背中の筋肉にはこの赤筋が多く存在します。背筋を伸ばすことで赤筋が鍛えられ基礎代謝の向上が見込めるというわけです。ちなみに背筋を伸ばして生活するだけでカロリー消費率が1・5倍高まったという報告もあります。今年はまずこの背筋を伸ばして生活する簡単なことから始めてはいかがでしょうか。

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