広報誌 南東北

 

メディカルフィットネスさくらだより

運動の効果を引き出すために目標設定と動機づけ②

目標設定は結果より 「行動目標」 行動が変われば習慣が変わる
 前回は運動を始める際に「なぜ運動を始めようと思ったのか」きっかけをしっかりと考える事の大切さを話しました。今回はそれらの課題を解決するための目標の立て方についてお話します。
 目標があるのとないのでは結果に大きな違いが出てくるのは想像できると思います。目標の立て方のポイントは、具体的である事です。単に「痩せる」というより「いつまでに何キロ痩せるか」を考える事です。 その具体的設定は〝実行出来る見込みの50%が理想〟といわれます。例えば3か月で20kg痩せるのは100%不可能だが、3か月で500g減らすのは確実に可能と考えるはずです。 でも3kgや2kgだったらどうでしょう?何となく、いけそうな気がするが、少し努力しないといけないなと考える人が多いはずです。つまり成功する確率がフィフティ・フィフティ(50%)の設定が最も取り組みやすい設定なのです。
 もう1つ重要な点は、「結果の目標」より「行動の目標」を重視する事です。目標を達成するには、今までの生活スタイルのままで結果が出るわけがありません。 現状の生活を改め、より最適な行動を促すためにも自分がどのように行動したら良いかを自ら決める事が重要です。例えば1週間で最低週2回はフィットネスに通うと決めれば、 その行動を達成するためにその日は仕事を早く切り上げて運動する時間を確保しなければなりません。時間に余裕がある時に運動するという発想の人は基本的に長続きしません。 行動が変われば習慣が変わります。是非一度自分の身体について見直してみましょう。

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