気軽に楽しむ簡単そば料理
動脈硬化の体質改善にも効果!

おいしい食卓

 
 今回は蕎麦料理に挑戦です。蕎麦は好きでもさすがにそば打ちまでは、という方には特にオススメです。蕎麦にはポリフェノールの一種、ルチンが豊富に含まれており、動脈硬化の体質改善に効果が高いと言われています。素材の味わいと風味を楽しむ健康食として是非一度、挑戦してみて下さい。

 今回ご紹介するのはそば掻きです。何だ、茶碗にそば粉とお湯を入れてかき混ぜればいいだけじゃないか、と思われる方もいるかもしれません。この方法も実は「碗掻き」と呼ばれる立派な作り方で、おじいちゃんやおばあちゃんが作ってくれた思い出をお持ちの方も多いでしょう。
 けれども侮る事なかれ。「食と文化の物語り」でもご紹介した『慈久庵』さんのように、とても真似のできないような“究極の蕎麦掻き”もあるのです。
 素材にこだわり、その旨みを存分に引き出そうとすれば、シンプルなだけにこれほど難しい料理もないと言えるかもしれません。とは言え、ここでは出来るだけ簡単に楽しめる作り方をご紹介いたします。あとは工夫次第。お湯加減や掻き方を工夫したり、仕上げに柚を刻んで混ぜてみたり、ひと味違ったそば掻きを目指してみましょう。
 ちなみに鍋を火にかけて作るので、これは「鍋掻き」と呼ばれています。薬味はネギ、おろし大根、わさびなど。醤油につけてお好みで。
ひたすら手早く掻き混ぜるのがコツ。時間との勝負です。
鍋は熱くなりますから、
くれぐれも火傷にはご注意ください。
また、鍋にこびりついたそば粉は、冷めると落としにくいので、
早めに洗い落としましょう。
今年も蕎麦の季節です。蕎麦の魅力を
とことん味わってみませんか?
そば掻きに挑戦!
作り方(2人分)
そば粉(100g程度)と沸騰したお湯(150cc)を準備します。手鍋を用意し、そば粉とお湯(各全量)を入れて木ベラや束ねた割り箸などでよく掻き混ぜ、そば粉を溶かします。
を強火にかけ、手早く掻き混ぜながら沸騰させます。粘り気が出るまで続けて掻き混ぜます。
濡れタオルなどの上に鍋を置き、なめらかな感触になるまでよく掻き混ぜます。
「そばがき」を水につけた木ベラなどでまとめ、茶碗に入れます。このあと、碗にお湯を張ってもOKです。

◎献立・解説/総合南東北病院栄養管理科・老健ゴールドメディア栄養管理料・
総合南東北福祉センター栄養管理課・老健リハビリ南東北川俣栄養管理課
 
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