健康情報 こんにちわ

 

夏の紫外線対策

太陽光を浴びることで、身体ではビタミンDが生成されます。また、太陽の光を浴びることは、睡眠や心身の安定に関係する物質(セロトニン)の分泌をうながします。

その一方で、太陽の光に含まれる紫外線を浴びすぎることは皮膚の健康を損ね、しわやシミの原因となり、さらには皮膚がんの発症にも関係していきます。

 

皮膚と紫外線

 夏の紫外線(UVB)は、冬の五倍もの量になります。夏は、太陽光と上手な付き合い方をしていく必要があります。

 まず、最初に知っておきたいことは、紫外線は、おもに午前10時~午後2時頃にピークを迎えることです。この時間帯の外出はできるだけ控え、レジャーも屋内で楽しめるようなものにしましょう。

 外出時の紫外線対策には、「日傘」が効果的です。一般的な日傘でも、紫外線の多くをカットできます。紫外線を完璧にカットできる日傘も商品化されているので、そうした物を選ぶとさらに安心です。

 

目と紫外線

 紫外線は皮膚だけでなく、目にも大きな影響を与えます。急性では角膜炎の、長期に渡る影響では白内障の原因にもなります。

 紫外線の目への影響を軽減する方法にはサングラスが有効ですが、注意したいのはサングラスの選び方です。

 サングラスのレンズの色と紫外線カット率は必ずしも一致しません。サングラスは色で選ぶのではなく、紫外線のカット率で選ぶようにしましょう。

 さんぐらすはファッション性の高い商品なので、見た目で選んでしまいがちですが、フレームが細い物や目元をカバーできないものは、紫外線の影響を充分には軽減できない可能性があります。この点にも注意して商品を選ぶようにしましょう。

 

-すぐに役立つ暮らしの健康情報-こんにちわ 2017年7月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載