PETがん検査による画像例
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当院で実施しているPET検査は、①「遅延スキャン」の採用、②PET-CT装置の導入が大きな特徴です。
PET検査で注入される検査薬(18F-FDG)は、炎症などのがん以外の病気にも集積します。しかし、炎症による集積は一定期間が過ぎると低下するのに対し、がんによる集積は継続する傾向が見られます。この性質を利用し、がんの判定制度をより高めるために行うのが「遅延スキャン」です。
正常例
PET検査で正常な場合は、このような画像になります。脳と心臓が赤く染まっている理由は、2つの臓器が絶え間なく活発に動いていて、検査薬に含まれるブドウ糖を多く消費するためです。
また、腎臓やぼうこうは体内から排出された検査薬が溜まりやすいため、集積がみられます。

大腸がん

甲状腺がんと脊椎転移
白い矢印の先には、甲状腺にできたがん細胞を示す点があり、さらに黄色の矢印の先には、甲状腺がんが脊椎に転移したことを示す点があります。 CTだけでははっきりとしないがんの存在も、PETとCTの機能が組み合わされることによってがんの存在、位置、大きさをみてとることができます。

膵がん
PET-CTで検査を実施しました。矢印の先にある点が、膵臓にできたがん細胞を示しています。PET-CTで検査を行ったことにより、がんの存在だけでなく、がんの正確な位置や大きさ、状態をみてとれます。

子宮がん
白い矢印の先に赤く浮かび上がっているのが子宮にできたがん細胞です。

前立腺がん
体の左側から見た画像で、白い矢印の先にある小さな赤い点が前立腺にできたがん細胞です。

肺がん
白い矢印の先にある赤い点が、右肺にできたがん細胞の存在を示しています。

乳がんとリンパ節転移
白い矢印の先にある赤い小さな点は、右の乳房にできたがんを示し、さらに黄色の矢印の先には、乳がんの細胞がリンパ節に転移した事を示す点が浮かび上がっています。
