インドでのBNCT（ホウ素中性子捕捉療法）導入を目指している同国最大の財閥･タタグループの視察団は9月27日、郡山市の一般財団法人脳神経疾患研究所附属南東北BNCT研究センターを訪れ、最先端の放射線がん治療を学びました。

　一行はタタグループが運営するタタメモリアル病院のウメシュ・マハンチェティ病院長ら５人。初めにウメシュ病院長がタタグループの医療関連施設などについて説明、南東北BNCT研究センターの髙井良尋センター長が施設概要、同センターの廣瀬勝己診療所長ががん治療の臨床内容についてそれぞれ話しました。引き続き、髙井センター長の案内で施設内を見学し、正常組織にダメージを与えずピンポイントでがん細胞を破壊するBNCTについて理解を深めました。

　懇親会も開かれ、脳神経疾患研究所の渡邉一夫理事長、根本匠衆議院予算委員長、品川萬里郡山市長が歓迎の言葉を述べました。