心臓血管外科
診療のご案内
※1:午後は検査の合間の診察となります。
※2「静脈外来」 担当:佐戸川 弘之(毎週木曜日AM)
受付時間 | 8:00 ~ 11:30、13:00 ~ 16:00 | |
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診察時間 | 月・火・水・木・金・土 | 午前 9:00 ~ 12:00 |
休診日 | 日曜日・祝祭日・木曜日(手術のため) |
但し、急患は365日24時間体制をとっております。
TEL:0120-14-5420(フリーダイヤル)
電話予約センター心臓血管外科の現状および特徴
総合南東北病院 心臓循環器センターは、センター長 菅野恵先生を中心に、循環器内科医7名、成人心臓血管外科6名、小児心臓外科1名と、県内では大学以外で最も充実したスタッフで、365日24時間救急も含め心臓循環器疾患に取り組んでおり、ICUの整備、人員などの工夫でより緊急対応が可能な状態となっております。センター長菅野恵先生を中心とした心臓血管外科チームの手術症例数は、年間300例以上をコンスタントに行い、コロナ禍でありながら、2022年は382例を記録(過去最高)し、400例をめざし日々スタッフで努力しています。コロナ禍で、他施設の手術症例が減少する中、当院は県内で最も新型コロナ患者を受け入れながら通常医療を行ってきました。成人部門では、体外式VAD申請を行ったことで、心臓移植以外のほぼすべての疾患を網羅しており、また民間病院では珍しい小児先天性心疾患、特に複雑心奇形にも対応しております。またImpella申請も行いました。心拍動下冠動脈バイパス術を県内で最も早くから導入し、現在でもこの術式を主流に行っています。弁膜症に関しては、よりQOLの高い治療法をその患者さんの病態や全身状態に合わせ、弁形成および弁置換を行っており、小切開手術(MICS)にも積極的に取り組み、必要性が高ければ心房細動に対するMaze手術も行っており、3D 心エコー装置の導入もあり、さらによりよい手術成績に貢献しうるものと考えています。また大動脈瘤治療は、年間100例以上行っており、東日本でも有数な施設となっており、従来の外科手術に加え、より低侵襲治療であるステントグラフト治療を積極的に施行し、現在2機の血管造影装置を手術室に備え、緊急手術にも対応しえる設備となっています。また同様に末梢動静脈疾患に対しても、従来の外科手術に加え、外科医主体でカテーテル治療(EVT)も積極的に施行しております。また2022年2月より念願であったハイブリッド手術1室(心臓血管外科専用)、従来の心臓血管外科手術専用1室の2室の稼働が可能となり、2024年にはTAVI臨床応用に踏み出せることになりました。さらに当施設は、心臓血管外科医の育成にも力を入れており、全国に101施設の修練統括施設(東北北海道では、大学病院以外で認定されているのは2施設のみ)となっており、現在3名の医師が心臓血管外科専門医取得を目指し、かつ他施設との連携も充実しており、現在2名が国内留学し学位取得を目指しております
2023年の取り組み
- MICS MVPの症例増加
- Sutureless valveによりAVR #2024/1 TAVI申請、今後はhigh riskはTAVI、教育的観点からもMICS AVRは検討中
- 完全胸視鏡下左心耳閉鎖
- TEVAR, EVARの約80%は経皮的穿刺法
- Fene TEVAR, IMA+lumbar arteryの積極的コイル塞栓
- Treo deviceによるAAA EVAR
- 末梢EVTに対する積極的DCBの使用
実績・症例
2024 福島心臓血管外科研究会 症例検討会
- 財団法人脳神経疾患研究所付属総合南東北病院
- 心臓循環器センター 外科部門
- #1 菅野恵、緑川博文、植野恭平、滝浪学、新妻健、神山信樹
- #2 小野隆志、#3 森島重弘
- #4 高野隆志、#5 堀田明敬、#6 太田和寛
- #1 当院成人心臓血管外科 #2 当院小児心臓血管外科
- #3 当院小児循環器 #4昭和大学江東豊洲病院心臓血管外科
- #5 獨協医科大学心臓血管外科
- #6 東北医科薬科大学心臓血管外科
心臓血管外科アカデミックワーク 2021/4~2023/3
発表
1) 菅野恵20代男性の高安動脈炎で大動脈弁置換、上行弓部大動脈全置換を施行した1例(一般演題)
第41回福島心疾患治療談話会 2021/5/15(福島)
2) 菅野恵
座長
Diabetes and Cardio Web Seminar 2021/9/2(郡山)
3) 菅野恵
座長
Heart failure Web Seminar in Fukushima 2022/2/14(郡山)
4) 菅野恵
座長
Diabetes and Cardio Web Seminar 2022/9/12(郡山)
5) 菅野恵
座長
生活習慣病カンファランス in 郡山 2022/12/19(郡山)
6) 菅野恵
座長
Heart failure Web Seminar in Fukushima 2023/3/3(郡山)
7)緑川博文
会長要望演題3(座長)
第49回日本血管外科学会総会 2021/5/19-21(名古屋)
8)緑川博文、植野恭平、滝浪学、影山理恵、新妻健
Frozen elephant trunk(FET)術後胸部下行大動脈合併症の検討(一般演題)
第49回日本血管外科学会総会 2021/5/19-21(名古屋)
9)緑川博文
心臓5(座長)
第74回日本胸部外科学会総会 2021/10/31(東京)
10)緑川博文
プレゼンテーションスキルアップ(講演)
興和薬品社内講演会 2021/11/12(郡山)
11)緑川博文
一般口演38(座長)
第52回日本心臓血管外科学会総会 2022/3/5(横浜)
12)緑川博文
セッションIV 一般演題(座長)
第30回大動脈外科研究会 2022/4/15(熊本)
13)緑川博文
一般口演11 腹部4(座長)
第50回日本血管外科学会総会 2022/5/26(小倉)
14)緑川博文、植野恭平、滝浪学、太田和寛、湯田健太郎、菅野恵
胸部大血管術後合併症に対する大網充填術の初期遠隔成績(一般口演)
第50回日本血管外科学会総会 2022/5/26(小倉)
15)緑川博文
プレナリーセッション9 (座長)
第28回日本血管内治療学会総会 2022/6/25(名古屋)
16)緑川博文
EVAR症例に対する治療戦略 (座長)
AFX meeting 2022/7/15(仙台)
17)緑川博文
会長要望演題4(座長)
第63回日本脈管学会総会 2022/10/27(横浜)
18)緑川博文
AAA EVAR治療を究めるー我々はどう向き合ってきたか?―(講演)
第13回会津心臓病・心血管疾患研究会 2022/11/18(会津)
19)緑川博文
広範囲胸部大動脈瘤に対するFrozen elephant trunk―現在までどう向き合ってきたか?―(講演)
第10回Oita Aortic Endovascular Conference 2022/11/26(大分)
20)緑川博文、太田和寛、植野恭平、滝浪学、堀田明敬、菅野恵
EVAR後瘤径拡大開腹瘤縫縮術後の再拡大に対しステントグラフトによるreliningを施行した1例(一般演題)
第175回日本循環器学会東北地方会 2022/12/3(仙台)
21)緑川博文
GE Healthcare 新アンギオ装置Allia IGS7の使用経験(講演)
GExGetinge共催Webセミナー 2022/12/22(東京)
22)緑川博文
広範囲胸部大動脈瘤に対するFrozen elephant trunk―現在までどう向き合ってきたか?-(講演)
第31回山形血管疾患研究会 2023/2/10(山形)
23)緑川博文
Relay Pro使用経験(講演)
Terumo Aortic Symposium in Tohoku 2023/2/18(仙台)
24)緑川博文
外科用X線装置からハイブリッド手術室への更新―二刀流の心臓血管外科医を育てるためにー(講演)
第53回日本心臓血管外科学会総会 イブニングセミナー 2023/3/23(旭川)
25)緑川博文
一般口演 A型解離2(座長)
第53回日本心臓血管外科学会総会 2023/3/23(旭川)
26)植野恭平、緑川博文、太田和寛、湯田健太郎、滝浪学、菅野恵
Complicated type B dissectionに対する緊急TEVAR後対麻痺を合併した1例(一般演題)
第16回Japan Endovascular Symposium 2021/8/22(東京)
27)Ueno K, Kanno M, Midorikawa H, Takinami G, Ota K, Yusa KLeft subclavian artery aneurysm with von Recklinghausen’s disease (一般演題)
第22回 ASVS 2021/10/21(札幌)
28)植野恭平、緑川博文、太田和寛、湯田健太郎、滝浪学、菅野恵
当院における破裂性腹部大動脈瘤に対する治療戦略(一般演題)
第52回日本心臓血管外科学会総会 2022/3/3(横浜)
29)植野恭平、緑川博文、太田和寛、湯田健太郎、滝浪学、菅野恵
馬蹄腎を伴った腹部大動脈瘤に対する手術例(一般演題)
第106回日本胸部外科学会東北地方会 2022/6/18(仙台)
30)植野恭平、緑川博文、太田和寛、湯田健太郎、滝浪学、菅野恵
右小切開での左房粘液腫摘出術の2例(一般演題)
Japan MICS Summit 2022 2022/7/9(福島)
31)植野恭平
JATS-NEXT企画 集まれJATS-NEXT(講演)
第75回日本胸部外科学会総会 2022/10/5(横浜)
32)植野恭平、緑川博文、太田和寛、湯田健太郎、滝浪学、菅野恵
MICS導入における工夫―どのように安全行うか?―(一般演題)
第53回日本心臓血管外科学会総会 2023/3/24(旭川)
33)滝浪学、緑川博文、植野恭平、堀田明敬、菅野恵
右鎖骨下動脈起始異常(ARSA)、冠動脈起始異常(AAOCA)及び大動脈2尖弁(BAV)を伴う大動脈弁狭窄症(AS)、上行大動脈瘤に対し、大動脈弁置換術(AVR)と上行大動脈縫縮術を施行した1例(一般演題)
第42回福島心疾患談話会 2022/5/21(郡山)
34)滝浪学、緑川博文、植野恭平、堀田明敬、菅野恵
当院におけるun-complicated B型解離における亜急性期TEVARの妥当性―治療成績向上のための因子は何か?-(一般演題)
第50回日本血管外科学会総会 2022/5/25(小倉)
35)滝浪学、緑川博文、植野恭平、堀田明敬、菅野恵
当院における逆行性DeBakey III型解離(RDIII)に対する初期遠隔成績―何が適切な治療選択となりえるか?-(一般演題)
第75回日本胸部外科学会総会 2022/10/5(横浜)
36)湯田健太郎、緑川博文、植野恭平、滝浪学、太田和寛、菅野恵
破裂性腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療の初期遠隔成績(一般演題)
第62回日本脈管学会総会 2021/10/14(札幌)
37)湯田健太郎、緑川博文、植野恭平、滝浪学、太田和寛、菅野恵
胸部大動脈瘤破裂に心肺停止となり、心拍再開後に緊急two debranching TEVARを施行し救命しえた1例(一般演題)
第173回日本循環器学会東北地方会 2021/12/4 (仙台)
38)湯田健太郎、緑川博文、植野恭平、滝浪学、太田和寛、菅野恵
血管周皮腫に対し右肺全摘及び右肺動脈切除後、再発に対しEVTを施行した1例(一般演題)
第30回福島県IVR研究会 2022/1/22(福島)
39)湯田健太郎、緑川博文、植野恭平、滝浪学、太田和寛、菅野恵
右肺動脈原発の孤立性線維性腫瘍に対する右肺全摘及び右肺動脈切除後、再発に対し肺動脈血管内治療を施行した1例(一般演題)
第56回CIC 2022/3/19(郡山)
40)新妻健、緑川博文、植野恭平、影山理恵、武富龍一、菅野恵、佐藤晃一、高野隆志
胸部ステントグラフト内挿術(TEVAR)後に逆行性A型解離(RTAD)を合併し外科的再建術を施行した4例(一般演題)
第49回日本血管外科学会総会 2021/5/19(名古屋)
41)太田和寛、緑川博文、植野恭平、滝浪学、湯田健太郎、菅野恵
合併症を有する急性B型大動脈解離に対するステントグラフト治療(TEVAR)の初期遠隔成績(パネリスト)
第62回日本脈管学会総会 2021/10/14(札幌)
42)太田和寛、緑川博文、植野恭平、滝浪学、湯田健太郎、菅野恵
Severe shaggy aortaを伴う胸部大動脈瘤に対し2期的ハイブリッド手術を施行した1例(一般演題)
第39回福島心臓血管外科研究会 2021/1/8(郡山)
43)太田和寛、緑川博文、植野恭平、滝浪学、湯田健太郎、菅野恵
Shaggy aortaを伴う胸部大動脈瘤に対し2期的ハイブリッド手術を施行した1例(一般演題)
第30回日本大動脈外科研究会 2022/4/15(熊本)
44)太田和寛、緑川博文、植野恭平、滝浪学、堀田明敬、菅野恵
胸部大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術―リレイプロの経験―(一般演題)
第31回福島県IVR研究会 2023/1/21(福島)
45)太田和寛、緑川博文、植野恭平、滝浪学、堀田明敬、菅野恵
三尖弁位感染性心内膜炎に対するMICS弁形成の1例(一般演題)
第40回福島県心臓血管外科研究会 2023/1/28(郡山)
46)太田和寛、緑川博文、植野恭平、滝浪学、堀田明敬、菅野恵
広範囲胸部大動脈瘤に対するFrozen elephant trunk(FET)-J Graft Open Stent Graft(JGOSG)の有用性―(一般演題)
第53回日本心臓血管外科学会総会 2023/3/25(旭川)
47)堀田明敬、緑川博文、植野恭平、滝浪学、太田和寛、菅野恵
広範囲閉塞を伴う重症下肢虚血症例に対し、集学的治療を行い救肢し得た1例(一般演題)
第40回日本血管外科学会東北地方会(第182回東北外科集談会) 2022/9/24(郡山)
48)堀田明敬、緑川博文、植野恭平、滝浪学、太田和寛、神山信樹、菅野恵
低心機能、虚血性僧帽弁閉鎖不全症(MR)を合併した広範囲胸部大動脈瘤に対し、開心術後、2期的ハイブリッド手術を施行した1例(一般演題)
第52回日本心血管インターベンション治療学会東北地方会 2023/2/4(福島)
論文
1) 菅野恵、緑川博文、高野隆志、植野恭平、滝浪学、影山理恵、新妻健:総合南東北病院心臓血管外科 術前術後管理マニュアル第6版.P1-86, 2021.(査読なし)2) 緑川博文、植野恭平、滝浪学、影山理恵、新妻健、菅野恵:Frozen elephant trunk術後遠隔期胸部下行大動脈合併症に対し治療を行った症例の検討.日心外会誌50:150-154, 2021.(査読あり)
3) 緑川博文、植野恭平、滝浪学、影山理恵、新妻健、菅野恵:Frozen elephant trunk術後遠隔期胸部下行大動脈合併症に対し治療を行った症例の検討.日心外会誌50:150-154, 2021.(査読あり)
4) 緑川博文、植野恭平、滝浪学、太田和寛、湯田健太郎、菅野恵:胸部大血管術後合併症に対する大網充填術の初期および遠隔成.胸部外科75:579-585,2022.(査読あり)
5) 緑川博文、太田和寛、植野恭平、滝浪学、堀田明敬、菅野恵:EVAR後瘤縫縮術後の瘤再拡大に対しRelining techniqueで治療した1例.日血外会誌 32;69-72, 2023.(査読あり)
6) 小野隆志、中澤誠、森島重弘、緑川博文、植野恭平、影山理恵:5度目の胸骨正中切開で4弁置換となった修正大血管転位症の1例.日小循雑誌37:64-69, 2021.(査読あり)
7)植野恭平、菅野恵、緑川博文、滝浪学、影山理恵、新妻健:Von Lecklinghausen病に合併した左鎖骨下動脈瘤の1例.日心外科会誌 50;420-424,2021.(査読あり)
8)植野恭平、緑川博文、太田和寛、湯田健太郎、滝浪学、菅野恵:発症時に脊髄虚血を合併し、緊急ステントグラフト内挿術を施行した急性B型解離の2例.心臓 54;599-594,2021.(査読あり)
9)滝浪学、緑川博文、植野恭平、太田和寛、堀田明敬、菅野恵:Uncomplicated 急性B型解離に対するPreemptive TEVARの成績と瘤径変化関連因子の検討.日血外会誌 32;13-18, 2023.(査読あり)
10)Takinami G, Nakajima Y, Tsuji S, Tabayashi A, Koizumi J, Tsuboi J, Kin H. The rare case of a MitraClip device migrating into the left ventricular apex. Gen Thorac Cardiovasc Surg 69; 1267-1270,2021.(査読あり)
11)Takinami G, Midorikawa H, Ueno K, Kanno M. A rare case of an expanded perigraft seroma with heart failure after thoracic aortic surgery. J Cardio Case 26; 257-259. 2022.(査読あり)
12)太田和寛、緑川博文、植野恭平、滝浪学、湯田健太郎、菅野恵、川村敬一、小野正博:ゆう腫塞栓による急性心筋梗塞を発症した僧帽弁位感染性心内膜炎の1手術例.心臓54;1364-1369, 2021. (査読あり)
13)新妻健、緑川博文、植野恭平、影山理恵、武富龍一、菅野恵:逆行性A型大動脈解離に対するPetticoat technique併用TEVARの1例.心臓54;499-503,2022. (査読あり)
14)新妻健、U-40東北部幹事一同:U-40 online BLC(Basic Lecture Course)弓部大動脈
瘤に対するtotal arch repair―施設の違いに焦点を当ててー.日心外会誌 52 ; U1-5, 2023.(査読なし)
15)湯田健太郎、緑川博文、太田和寛、滝浪学、植野恭平、菅野恵、大杉純、藤生浩一:右肺動脈原発孤立性線維性腫瘍に対し右肺全摘および右肺動脈切除後、再発に対し肺動脈血管内治療を施行した1例.心臓 54;1034-1039, 2022. (査読あり)
駐車場のご案内
- こちらでは推奨する駐車場をご紹介しています。午前中など混雑時は、誘導係よりご案内する場合がございます。
- 駐車場が多数ございます。各駐車場番号の標識を目印にご利用ください。
- 当院では、駐車場内での事故・盗難などのあらゆるトラブルには一切責任を負いかねますのでご了承ください。