がん患者さんの多くは、南東北陽子線治療センターでの事をあまり語りません。診断や治療に関わる辛い思い出がたくさんおありの方も多いはずです。がんと立ち向かう事は患者さんご本人にとっては大きな苦難であるとともに、ご家族にとっても辛い経験であろうかと思います。

 

現実は厳しいです。いかに陽子線治療が優れていようとも、がんの性質やその場所に関わる理由から治療の適応にならない場合もあります。そして転移が見つかるなど問題が一層厳しさを増す場合もあるのです。

 

南東北陽子線治療センターでは、どのような場合でも患者さんにベストの対応策をご提案し、患者さんの気持ちに寄り添った治療に努めています。

 

総合南東北病院の様々な機能が迅速にかつ有効に活用できる事もわたしたちの強みでもあります。

 

このような陽子線治療センターで治療を受けられた患者さんの声の一部を2018年のアンケートからご紹介します。
  • 入院して40数日、毎日やさしく丁寧に接していただき、感謝にたえません。陽子線センターへの送り迎え、本当にありがとうございました。看護師さんの徹底した介護・養護の姿勢に感動いたしました。私は車イスでの入院でしたので健常者の何倍も手がかかったと思います。一時肺炎を併発し意識もなくなり、お手数をおかけしましたが、全然嫌な素振りもなく対処していただきました。対応にして頂いた皆様に改めて感謝と御礼を申し上げます。

  • 大変親切にしていただきました。皆様は、不安なこともすぐに対応してくださいました。私にとって1ヶ月半は長いようで短かったように思います。大変お世話になりました。ありがとうございました。

  • 会計の待ち時間について:私は、遠方からの通院していたため、帰りのバスの時間が気になりました。会計のスタッフの皆さんにはいつも配慮していただき、新幹線への連絡もスムーズにできました。本当にありがとうございました。

    放射線技師の方へ:治療の始めから終了するまでの間、いつも次の行動についてテキパキと伝えていただきましたので安心して治療を受けることができました。長い期間、お世話になりました。ありがとうございました。

  • すべてのスタッフの対応は素晴らしいと感じました。センターへ来る患者はおそらく、皆さんが何らかの「がん」の告知を受けているのでしょうから、何かと自分の状態について神経を使われていると感じます。受付の方々は、事務的な説明ではロビーで待っている患者のもとへ出向き、目線の高さを合わすためにひざまずく姿勢で対応しておられました。放射線技師の方々はとても対応が丁寧でした。とにかく治療室を走り回っている感じで仕事ぶりに緊張感がありました。看護師さん方は、患者の緊張をほぐすような雰囲気で、毎日の問診をしてくださったので、おおいに助かりました。37回の照射は8週間という長い期間を要しましたが、今思えばあっという間に毎日が過ぎ、間もなく治療が終了します。治ったということにはならないかもしれませんが、皆さんのおかげで何の心配もなく治療を受けられたことに感謝いたします。ありがとうございました。

  • 先生をはじめ、看護師、放射線技師、事務の方にはお世話になりました。陽子線治療は体への負担が少ないので、たくさんの人に受けてもらいたいと感じます。これからの治療も前向きに頑張っていけそうです。

 

 

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