化学療法
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概要
近年新規薬剤の開発が進み、抗がん剤治療は従来の殺細胞性の抗がん薬に加え、がん細胞に特有のたんぱく質に働きかける分子標的治療薬や、患者さん自身の免疫を高めることで抗腫瘍効果を発揮する免疫チェックポイント阻害薬など、年々治療の選択肢は増えてきています。複雑化する治療や副作用に対して当院では医師、薬剤師、看護師、社会福祉士、栄養士、理学・作業療法士、口腔ケア科、緩和ケアチームが、患者さんの治療や生活の質を維持向上できるよう日々協力して治療に携わっております。
治療室内は広々としたスペースで、長時間の治療でもリラックスして過ごしていただけるよう、リクライニングチェア、ベッドの両方を設置しています。リクライニングチェアにはテレビ(無料)が備え付けてあります。治療室内での飲食も可能です。
当院はアピアランスケアを大切にしています。癌治療に伴う脱毛や爪、皮膚の変化について、相談を受け付けています。本院化学療法室の面談室にウィッグや各種サンプル、パンフレットの展示をしております。
抗がん剤よる様々な副作用に対して患者さんが安心して治療を受けられるように、当院の医師、看護師、薬剤師と院外の調剤薬局が協力して、患者さんの副作用対策にあたります(病薬連携)。患者さんが受ける抗癌剤及び支持療法の情報を院外の調剤薬局に提供し、患者さんの副作用の情報を調剤薬局から当院にフィードバックしてもらうことで、患者さんに適切な指導を行い、重篤な副作用を見逃さないようにします。
詳細は当院薬剤科ホームページをご覧くだだい。【ホームページ】
診療時間 | 午前8:30~午後17:00 |
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部署 | 外来化学療法室 |
問い合わせ | 024-934-5322(代表) |
対象者
当院では主に消化器がん(食道、胃、大腸、肝臓、膵臓、胆管)、乳がん、肺がん、頭頚部がん、腎がん、膀胱がん、前立腺がん、神経内分泌腫瘍、悪性リンパ腫などの抗がん剤治療を行っております。仕事・家庭生活と治療を両立できるよう、約8割の患者さんが外来に通院し治療を行っています。
取り組み
ベッド数15床(リクライニングチェア12床 ベッド3床)
当院では複数の有資格者が治療や調剤に関わっています。(2023年10月現在)
がん薬物療法専門医 | 1名 |
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がん薬物療法認定薬剤師 | 1名 |
緩和薬物療法認定薬剤師医 | 1名 |
がん看護専門看護師 | 1名 |
がん化学療法看護認定看護師 | 3名 |
緩和ケア認定看護師 | 1名 |
診療実績
治療件数は年々増加傾向にあり、2019年度外来化学療法実績は4961件でした。
2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | |
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入院化学療法 | 2178 | 2529 | 2215 | 2117 | 1866 | 2125 | 2300 | 2442 | 2620 | 2259 |
外来科学療法 | 2789 | 2869 | 3068 | 3699 | 3788 | 4227 | 4961 | 5158 | 5624 | 5949 |
全調整数 | 4967 | 5398 | 5283 | 5816 | 5654 | 6352 | 7261 | 7600 | 8244 | 8208 |