渡邊 一夫
脳神経外科専門医
南東北病院グループ・総長長

 

「健康」はこの世に生きる私たちの資産であり、それを維持することは皆の強い願いです。しかし、人は時に病や怪我に、苦しむこともあります。また、人は必ずや老いていきます。

 

私たち南東北病院グループは、皆様の「健康な暮らし」の実現に、国境や言語の壁を越えて、貢献したいと考えています。皆様の文化、習慣、医療についてのご希望を尊重しつつ、日本で培った国際的評価の高い医療技術・マネジメント実践を通して、皆様の健康に関わる問題解決をお手伝いします。

 

脳神経外科専門病院(1981設立)を出発点として、私は今日まで8つの病院を含む100の医療・介護施設を有する「南東北病院グループ」を運営し、脳神経外科のみならず、保健医療福祉全般にわたる包括的ケアの実現のために、3000余の入院ベット総数、8,500人余の職員とともに努力してきました。

 

そのために、私共の病院には、CT、MRI、PET-CT等については十分な数の近代的医療機器を合理的に配置し、Cyber Knife、陽子線治療、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の施設も整備しております。特に、これまで5,877人(2021年3月現在)の患者さんを治療している南東北がん陽子線治療センターでは、様々な国や地域からがん治療の患者さんをお迎えしています。

 

また、2020年6月には、南東北BNCT研究センター(ホウ素中性子捕捉療法施設)で治療が開始されました。2021年3月現在、頭頸部がんで76例の治療が行われ、極めてよい成績を得ています。

 

皆様、私たちにできることがあれば、いつでもご相談ください。私たちは、「すべては患者さんのために」のスローガンのもと、皆様のお役に立てますよう、準備を整えております。

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