リハビリテーション科
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職場紹介インタビュー
当院リハ科の「入職理由」や「職場環境」についてインタビューしました。
実際の生の声をご覧ください。
若手職員① | 若手職員② |
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中堅職員① | 中堅職員② |
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私たちの使命
リハビリテーションとは直接的に怪我や病気を治すことが主体ではなく、それによって生じる「障害(身体に限らず)」をいかに取り除き、患者さんやご家族が希望される生活を送るために援助していくことが使命であると考えております。 当院は急性期機能の病院であり、主に救命救急治療を終えた方、手術をされた方などに、合併症予防を目的として超早期から介入し、身体機能の回復・精神機能面の賦活を図り、より早期からの生活機能障害の改善が図れるよう努めております。 リハビリテーションは脳卒中後の障害を持つ方だけでなく、脳神経外科・神経内科・整形外科・外科・循環器科を中心に、耳鼻科・小児科・呼吸器科・内科・泌尿器科・形成外科等すべての診療科に携わっています。医師や看護師らとカンファレンス、回診等で綿密な話し合いを行いながら治療と並行してリハビリテーションをすすめることで、患者さんやご家族の“その人らしく生きる”ということを支えるのが、我々の仕事であると考えております。
組織図
委員会
- クリニカルパス
- MRM
- 患者サービス
- ISO
- 防火防犯
- 環境対策
- クリニック待ち時間対策
- 教育研修
- 緩和ケア
- NST
- 院内感染対策
- 病院機能評価
- 個人情報保護推進
- クリニック運営
2022年度 リハビリテーション科 目標
・社会人基礎力向上「働きやすい職場作り」
・対応力向上「新型コロナに柔軟な対応」
リハビリテーション科 教育体制
教育方針
自分を育てる、仲間を育てる、組織を育てるキャリアパス運用で効果的教育体制
社会人としても、臨床に携わるセラピストとしても、また、研究者としても成長できるシステムに則って教育が行われます。
臨床・教育・研究それぞれに重点
職場での十分なコミュニケーション環境を構築
「臨床」、「教育」、「研究」の3本の柱を軸に職場環境を創っています。
・日々の臨床の制度を高めつつ対象者に真摯に向き合う・人としてセラピストとしてすスキルアップを図る
・常に最新の知見や技術を把握し専門職として研鑽を重ねる
・社会人として基礎となる力を育む
「年度初め」、「年度中間」、「年度最終」に配属部署ではヒアリングが行われ、スタッフが安心して働けるよう支援します。
・自身の立てた年度目標や達成状況の確認ができる・スキルアッププランに関する相談を共有ができる
・必要に応じた指導を受けることができる
・スタッフ本人のスキルに応じた仕事量と質を配慮できる
・心身の状態や悩みなどを共有することができる
入職時から、診療業務、各種事務業務、学術支援が充実
配属先では、様々な業務を先輩が支援/安心した働ける環境作りを心がけています
・病院全体で行う新人研修で、医療従事者として、また、社会人として必要な学習が可能・配属先ではプリセプターが新人支援を担当
・配属先全体で新人を支援する体制を構築
・診療業務はもちろん各種業務も親身に対応
・技術・知識および学術活動支援も充実
スタッフ紹介
脳外科班
リスク管理を行いながら積極的な急性期リハビリテーションを提供しています。早期からの二次的合併症予防、早期離床を進めながら、ADL拡大にも力を入れています。ADL拡大には多職種との協働が重要である為、医師、看護師、社会福祉士、管理栄養士等と定期的にカンファレンスを行い多職種でのチームアプローチを展開しています。また、勉強会や学会発表を積極的に行い、より質の高いリハビリを提供し患者さんの人生が豊かなものになるよう努力しています。
対象疾患
- 脳血管障害
- 脳腫瘍
- 頭部外傷等
脳神経内科班
脳神経内科班は脳・脊髄・神経・筋に起因する疾患に対して、脳神経内科医の指示のもと運動機能障害や高次脳機能障害、治療状況に対応した自立支援やQOLの向上に努めています。当院には、県内各地から様々な神経筋疾患に罹患した患者さんが来院されるため、希少な疾患を経験することもできます。患者さんやその家族の要望を尊重しながら、身体状況はもちろん、環境や個性にも配慮したリハビリテーションを提供することを心掛け、医師・看護師・言語聴覚士・社会福祉士との連携も積極的に行っています。
対象疾患
- 脳梗塞、多発性硬化症、視神経脊髄炎、筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病関連疾患、ギランバレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、重症筋無力症、脳炎など
整形外科班
整形外科、外傷センターの診療科を担当している整形外科班です。理学療法士13名、作業療法士9名の計22名で臨床にあたっています。入院では膝や腰などの変性疾患の術後対応や、交通事故や転倒骨折による急性疾患に対し、術後早期よりリスク管理を行いながら生活再建を目指して支援しています。毎週回診を行う中で、医師、看護師、医療相談との情報交換や今後の生活状況などを確認しあいながら進めています。患者様が笑顔で退院できるよう日々精進していきます。
対象疾患
- 整形外科:頚椎症性脊髄症、変形性膝関節症、変形性股関節症、腰椎疾患(ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症)、腱板損傷
- 外傷センター:大腿骨頸部骨折など四肢骨折、頸髄損傷、難治性骨折の骨延長
外科班
外科班は主にがんや呼吸器疾患の患者さんを担当しています。私たちは、呼吸ケアサポートチーム、緩和ケアチーム、栄養サポートチーム、がんリハカンファレンス(骨転移キャンサーボード)、化学療法委員会等の院内組織のメンバーとしても活動しています。患者さんの生活機能とQOLの改善のため、班内連携、多職種連携を密に図りながら、迅速かつきめ細やかな支援に努めています。
対象疾患
- 消化器がん、肺がん、乳がん、頭頸部がん等の周術期や、化学療法・放射線治療中・後、骨転移、呼吸器疾患、緩和ケアなど
循環器班
心臓リハ班は循環器科と心臓血管外科の患者さんを担当しています。心機能評価を日々行い、厳重なリスク管理をしながら、早期離床から病棟内ADL拡大、さらには自宅退院に向けての生活指導まで、幅広く援助を行っています。それには、多職種との連携が欠かせず、カンファランスを密に行いながらお互いに情報交換を行っています。「心」には臓器としての「心臓」と、精神としての「心」の意味があります。「しんぞう」を病んでいる人は「こころ」も病んでいます。その両方をケアしていくのが私達の任務だと思っています。
対象疾患
- 心不全、虚血性心疾患、弁膜症、心筋症、胸腹部大動脈瘤、下肢閉塞性動脈硬化症、心大血管術後、肺高血圧症、肺塞栓など
訪問班
主に、郡山市内やその近郊の地域住民の方を対象に、ご自宅に訪問しリハビリテーションを行います。その方が生活する環境に応じて、運動療法や、環境調整、生活課題の検討などをご本人様・ご家族と一緒に検討していきます。幅広い知識と技術や、他職種との連携が重要となります。
郡山市内・周辺の主な配属対象施設
生活に寄り添う回復期リハ・生活期リハを
当リハビリテーション科では、急性期病院である総合南東北病院以外にも、回復期病院や介護老人保健施設などで働くことができます。地域の方々が、その人らしく生活できるための支援を行います。
生活に寄り添う回復期リハと生活期リハとなるよう、高い質のリハビリテーションを提供しています。
南東北第二病院
南東北第二病院は、平成25年7月に開院しました。回復期病棟と一般病棟、療養型病床群を有します。急性期病院である総合南東北病院から近い場所に開設したことで、急性期と回復期との連携を強化し、継続的な治療はもちろん、自宅復帰後の主体的・能動的な生活実現に向けて幅広いサポートを行っています。
運動療法、物理療法などを効果的に組み合わせ、日常生活動作練習などを実施します。最新のエビデンスに基づくリハビリテーションを展開しているのも大きな特徴です。
介護老人保健施設
【介護老人保健施設 三春南東北リハビリテーションケアセンター】【介護老人保健施設ゴールドメディア】
マシントレーニングや個別トレーニング、さらに生活面での相談・サポートなどを行っています。
入所中の対象者の方や、デイケア、通所リハビリテーションを利用されている方のリハビリテーションなどを行います。
総合的な視点でリハビリテーションを提供するのも、介護老人保健施設の特徴です。
通所リハビリテーション
【南東北通所リハビリテーションセンター】地域で生活されている、要支援・要介護者の方を対象に、リハビリテーションを行っています。
・病院退院直後の体力が低下している方
・体力が低下し介護保険を使い始めた方
・リハビリを頑張りたい希望のある方
を中心に、各種データに基づく運動療法を対象者の方の生活に応じてご提供しています。
福祉施設
【総合南東北福祉センター八山田】高齢者や障がい者が住み慣れた地域で生涯生きいきと暮らし続けるために、特別養護老人ホームと高齢デイサービスセンター、居宅介護支援事業所、障がい者就労継続支援事業所、障がい児通所支援事業所を一体的に運営する、地域に根ざした総合福祉施設です。その方の生活に根差したリハビリテーションを提供しています。
【総合南東北福祉センター】
高齢者、障がい者の方々が安心してお過ごしいただけるよう工夫された高齢者と障がい者のための福祉の複合施設です。ADL、QOL両面で充実した生活ができるようなリハビリテーションの提供を行っています。
リハビリテーション科 専門・認定資格
同一グループ内における専門・認定資格の取得者数は県内第一位です。資格取得希望者には積極的な支援を行います。
専門理学療法士 | 内部障害 | 2 |
---|---|---|
教育・管理 | 1 | |
神経 | 1 | |
基礎理学療法 | 1 | |
運動器 | 1 | |
認定理学療法士 | 脳卒中 | 13 |
呼吸 | 10 | |
運動器 | 5 | |
地域 | 5 | |
循環 | 4 | |
スポーツ | 1 | |
臨床教育 | 1 | |
切断 | 1 | |
神経筋 | 3 | |
認定作業療法士 | 3 |
スタッフが目指す専門領域を身につける一つとして、専門理学療法士や認定理学療法士・作業療法士があります。多くの資格取得者が在籍することで、対象者への質の高いサービスの提供や、スタッフ教育の充実が図れています。
リハビリテーション科 その他の資格
専門・認定資格以外にも様々な専門資格を取得しています。高い専門性を持ちあわせたスタッフが多く在籍します。
・3学会合同呼吸療法認定士:21名
・住環境コーディネーター2級:12名
・日本心臓リハビリテーション指導士:5名
・日本糖尿病療法指導士:3名
・AMPS認定評価者:2名
・リハビリテーション栄養指導士:1名
・臨床栄養代謝専門療法士:1名
・上級心臓リハビリテーション指導士:1名
・呼吸ケア指導士:1名
・フレイル対策マネジャー:1名
・NST専門療法士:1名
・サルコペニア・フレイル指導士:2名
・A-ONE認定評価者:1名
・ACQ-OP認定評価者:1名
・福祉腰部プランナー:1名
・JSPO-AT:1名
・リンパ浮腫セラピスト:1名
・認定エンドオブライフ・ケア救助士:1名
・認知運動療法士:1名
・メンタルケア心理士:1名
・認知心理士:1名
・介護福祉士:1名
・保育士:1名
・社会福祉主事任用資格:1名
・PHIピラティスインストラクター:1名
・レクリエーションインストラクター初級:1名
・初級障がい者スポーツ指導員:1名
・社会人基礎力検定1級:1名
・社会人基礎力検定協会公認トレーナー:1名
(2022年3月現在)
リハビリテーション科 学術活動
総合南東北病院学術環境/学術活動は県内トップクラス
・当リハビリテーション科では、学術活動を積極的に行っています。・所属チーム(班)内で勉強会をはじめとし、当科全体での勉強会ならびに、個人で行っている有志の勉強会など多数の勉強会が開催されています。
・また、各種学会への演題発表や論文執筆なども盛んであり、県内ではトトップクラスの研究発表数を誇っています。