治験とは
私たちは、ケガをしたときや病気になったときに、くすりを服用するなどの治療を受けています。
この「くすり」が世の中に出るためには、最初に「くすりの候補」となる化合物の性質を調べ、動物でどのような作用があるかなどを調べます。そして最終的には、健康な人や患者さんの協力を得て、人の病気の治療に役立つかどうかを確かめる必要があります。
このように、健康な人や患者さんに「くすりの候補」を実際に使っていただいて、人での効果(有効性)や副作用*(安全性)について調べ、国(厚生労働省)から「くすり」として承認を受けるために行う臨床試験のことを「治験」といい、治験で使われる「くすりの候補」を「治験薬」といいます。
治験は通常の医療とは異なり、研究的な側面があるため、細心の注意を払いながら進めます。
また、治験への参加は、参加する方の自由意思に基づいて行われ、権利と安全が最大限に守られなければなりません。そのため、治験は厚生労働省が定めた基準(医薬品の臨床試験の実施の基準[GCP:Good Clinical Practice])に従って行われます。この基準に従って、治験審査委員会で審査を行い、この治験の当院での実施が承認されています。
*副作用とは、くすりと有害事象との間の因果関係について、少なくとも合理的な可能性があり、因果関係を否定できない反応を指します。有害事象とは、あらゆる好ましくない、または意図しない症状・病気・検査値の異常などのことで、くすりの使用や治験の手順が原因であるものも、そうでないものも含みます。
(日本製薬工業協会、説明文書・同意文書(ICF)共通テンプレートより)
当院にて実施中の治験一覧
当院で実施するすべての治験は、国が定める「医薬品の臨床試験の実施に関する省令」に準拠し、外部委員を交えて行われる、総合南東北病院の治験審査委員会の承認を得て実施しています。
実施中の試験であり、参加募集は締め切られている試験もありますので、詳しくは担当者までご連絡をお願いいたします。
総合南東北病院
2025年10月1日時点
| 治験対象
|
実施診療科 | 治験薬・機器名(コード) |
|---|---|---|
| 骨粗鬆症 | 外傷センター | AG11040106R |
| - | 麻酔科 | ONO-1110 |
| 乳癌 | 放射線治療科、乳腺外科 | TKD-MCN-001 |
南東北医療クリニック
2025年10月1日時点
| 治験対象
|
実施診療科 | 治験薬・機器名(コード) |
|---|---|---|
| - | 脳神経内科 | SAR442168 |
| 抗ミエリンオリゴデンドロサイト糖タンパク質(MOG)抗体関連疾患(MOG-AD) | 脳神経内科 | Rozanolixizumab |
| MOGAD | 脳神経内科 | サトラリズマブ |
| 多発性硬化症 | 脳神経内科 | LOU064 |
| 多発性硬化症 | 脳神経内科 | frexalimab |
| 多発性硬化症 | 脳神経内科 | frexalimab |
| 部分てんかん | 脳神経内科 | cenobamate |
| てんかん | 脳神経内科 | ONO-2017 |
| 脳卒中又はTIA | 脳神経内科 | asundexina |
| アルツハイマー病 | 脳神経内科 | LY3154207 |
| 流涎症 | 脳神経内科 | NPC-22 |
| アルツハイマー病に伴う精神病 | 脳神経内科 | KarXT |
| パーキンソン病 | 脳神経内科 | OP-2024 |
| アルツハイマー病 | 脳神経内科 | ONO-2020 |
| 多巣性運動ニューロパチー | 脳神経内科 | Empasiprubart |
南東北眼科クリニック
2025年10月1日時点
| 治験対象
|
実施診療科 | 治験薬・機器名(コード) |
|---|---|---|
| 加齢黄斑変性 | 眼科 | KHK4951 |
| 糖尿病黄斑浮腫 | 眼科 | KHK4951 |
治験に関する資料
総合南東北病院
南東北医療クリニック
南東北眼科クリニック
連絡先・相談窓口
治験に関するお問合せは以下にご連絡ください。
一般財団法人 脳神経疾患研究所 附属 総合南東北病院 総務課 研究管理室
TEL:024-934-5412
Email:kenkyukanri@mt.strins.or.jp
〒963-8563 福島県郡山市八山田7丁目115番地