注目診療

内視鏡手術の取り組み

濱田 晃市 先生

section | 消化器内科

苦痛をできる限り少なく、
安心して受けていただける
内視鏡検査・治療

総合南東北病院 副院長
消化器内科 診療部長

濱田 晃市 先生

安全でやさしい内視鏡検査を

総合南東北病院の消化器内科は、地域を代表する診療科のひとつとして、最新の内視鏡検査・治療を提供しています。内視鏡室には診療用5部屋、検診・人間ドック用2部屋を備え、年間を通じて多くの患者さんに検査や治療を行っています。
内視鏡は「早期発見・早期治療」に欠かせない大切な検査であり、胃がん・大腸がんをはじめとする消化器疾患の診断と治療に重要な役割を果たしています。その専門性と実績から、当院には県中地区をはじめ、会津・いわき・白河など県内各地、さらには県外からも多くの患者さんにご来院いただいています。
当院では、「苦痛をできる限り少なく、安心して受けていただける検査・治療」をモットーに、患者さんお一人おひとりに寄り添った丁寧な診療を心がけています。

苦痛を抑えた内視鏡

胃カメラでは、高画質の細径内視鏡を多数そろえており、のどや鼻から挿入しても違和感が少なく、苦痛の少ない検査を行っています。精密な観察が必要な場合には太めのスコープを使用しますが、その際もウトウトした状態で受けられる鎮静を用いることで、できるだけ楽に検査を受けていただけるようにしています。細いスコープでも、ご希望があれば鎮静を選んでいただけます。
大腸カメラは、軸保持短縮法や浸水法といった痛みを抑える挿入法を取り入れており、楽に検査を受けていただけるよう努めています。癒着などでどうしても痛みが出てしまう場合や、不安の強い方には、鎮静を使用した大腸カメラも行っています。

豊富な医師と最新機器による診療

2011年の東日本大震災後、常勤医は2人まで減少しましたが、現在では福島県内でも最多クラスとなる13名体制にまで増えました。常に最新の医療機器を導入し、患者さんに最善・最良の医療を提供できる体制を整えています。
その結果、患者さんから信頼されるのはもちろん、医療従事者からも選ばれる施設となっています。

国内有数の内視鏡治療実績

特に早期がんに対して行う 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) は、病変の部分だけを内視鏡で丁寧にはがし取る治療法です。体への負担が少なく、臓器を温存できることが特徴で、入院期間も短く、早期の回復が期待できます。総合南東北病院 消化器内科では、大腸ポリープ切除から早期消化管がんの内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)まで、多彩な内視鏡治療を行っています。年間の大腸ポリープ切除は1,723件、ESDは344件にのぼり、他院で「治療が難しい」「診断が困難」と言われた患者さんのご紹介も多数いただいています。県内各地や県外からも多くの患者さんが受診されています。
治療待機期間も大幅に短縮しており、大腸ポリープの治療は1~2週間以内に実施可能です。さらに、早期がんのESDについても、血液・CT・精査内視鏡など必要な検査を行ったうえで、初診から1か月以内に治療を行える体制を整えています。
また、精査の結果、内視鏡治療ではなく外科手術が最適と判断された場合でも、消化器外科と緊密に連携し、速やかに外科治療へ移行できる体制を整えています。診断から治療まで一貫してサポートできることで、患者さんとご家族に安心して治療を受けていただける環境を提供しています。
副院長・消化器内科診療部長の濱田晃市医師は、先人から学びながら国内でも有数の症例数を積み重ねてきました。これまでの通算ESD施行・指導件数は3,000件を超え、多くの後進を育成してきました。現在は、内視鏡室長の堀川宜範医師をはじめ、他の医師とともにチーム一丸となって咽頭から十二指腸まで治療の適応を広げ、多くの患者さんの診療にあたっています。
治療後の経過についても、かかりつけの先生と協力しながら、定期的な検査や診察を通じてしっかり見守っています。普段の診療はかかりつけの先生にお願いしつつ、必要な検査は当院で継続して行える体制を整えています。地域の先生方と連携し、患者さんが安心して治療後の生活を送れるよう支えています。

チームで支える内視鏡医療

当院では、医師だけでなく、看護師、臨床工学士、内視鏡洗浄スタッフ、事務スタッフが一体となって、患者さんとご家族を支えています。わかりやすい説明と誠実な対応を大切にし、皆さまに「受けてよかった」と思っていただける医療を目指しています。

受診をお考えの方へ

「検査がつらそうで不安」「家族が安心して治療を受けられるか心配」――そのような気持ちに寄り添いながら、総合南東北病院 消化器内科は、安全で苦痛の少ない内視鏡検査と治療を提供いたします。どうぞお気軽にご相談ください。