診療内容

神経心理学研究部門 科長
佐藤 睦子
当院は、福島県高次脳機能障がい支援事業の拠点病院に指定されており、県内各地から高次脳機能障害について福島県高次脳機能障がい支援室へ相談が寄せられます。高次脳機能障がい支援事業の対象となる症状は、脳損傷後に生じた記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などです。一言で「高次脳機能障害」と言っても、患者さんごとに症状は異なり、その症状によってもたらされる困りごとも患者さんごとに異なります。
私たち神経心理学研究部門では、本人や関係者から具体的に状況を伺い、また神経心理学的検査を実施して、どのように生活の中で支障をきたしているのかを明らかにし、必要に応じて言語聴覚療法を実施します。
また、当部門では、失語症や認知症など脳血管障害や神経変性疾患などによって生じる神経心理学的症状の評価ならびに言語聴覚療法を実施します。様々なタイプの発達障害に対しても、評価・指導などの支援・言語聴覚療法を実施します。
まずは、脳神経外科、脳神経内科、小児科などの外来担当医にご相談ください。
業務内容・特徴
- 主治医からの指示によって神経心理学的検査を実施し症状を分析します。対象症状は、失語・失行・失認・遂行機能障害・記憶障害・知能障害・認知症などです。構音障害や発達障害などにも対応します。
- 神経心理学的検査結果をもとに、症状を改善させるための言語聴覚療法を実施します。また、家族や関係者に対して情報提供や指導を行います。
- 緩和ケアチーム、認知症ケアチーム、栄養サポートチームなど、多職種チームの一員として活動しています。
- 職員の精神衛生向上・ストレス緩和をはかり、そのための環境調整に努めます。
- 福島県高次脳機能障がい支援事業や地域包括ケアなど地域貢献のための活動に参加しています。
- 言語聴覚士養成機関の臨床実習生に対して指導・教育をしています。
- 新たな知見を集積・分析して発表したり、研究会を企画・運営します。
スタッフ
2025年度のスタッフ
- 言語聴覚士6名(うち公認心理師(兼任) 1名
- 臨床神経心理士(日本神経心理学会・日本高次脳機能学会合同認定資格) 3名
- 認定言語聴覚士(日本言語聴覚士協会認定資格) 1名